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夢主side
「＿＿＿、＿＿＿、A、A。」
ん......？ここは何処だろう。凄い体がフワフワしてて、視界が真っ暗で何も見えない。
でも、私を呼ぶ声だけが聞こえる。優しく懐かしい声が。
私はこのような声の人を一人だけ知っている。
『その声、お母さんなの...？』
「そうよ、貴方の実の母神影美穂よ。ごめんなさい、貴方いやAの成長をずっと見守ってあげることが出来なくて。成長したわね、A。」
この声、お母さんだ....。昔一緒に遊んでくれて記憶力とか聴力がおかしくても唯一
「Aはこれから沢山苦しむかもしれたい、だけどその分誰よりも幸せになれる。お母さん、Aの力は人の役に立つためにあるものだって信じてるからね。」
って受け入れてくれた大好きな人だ。
『お母さん、ここは何処なの？なんで、お母さんの姿は見えないのに声は聞こえるの？』
自分でもビックリするくらい冷静だと思う。亡き母の声を聞いても泣きもしない、驚きもしない。
若干驚いているけど。
私感情無いのかなお母さんの葬式で親戚の人が皆泣いているのに私だけ真顔だったらしい。
一人になった時に少しだけ泣いたけど。
「ここは、私がいるあの世とAがいるこの世を繋ぐ道よ。だから私は完全にこの世から消えているから姿を表すことが出来ないの。分かってくれると嬉しいわ。」
『分かったよ。じゃあ、私も今からお母さんの元に行けば良いの？』
「それはちょっと違うわ。今、Aの体は病院に運ばれて一命は取り止めている状態。でも、目は覚ましていないの。Aが現実の世界に戻りたいと思う気持ちが足りていないからよ。」
『え......、私生きてたの。』
七久保さんのナイフで刺されて救急隊員が駆けつける前に意識も失くなっていたはずだけど。
それに、この世に戻ろうって気持ちが足りていないんだ....。
『私もし生きてるんだったら、またあの世界に戻って嫌ってた力をお母さんと約束した人の役に立つ力にしたい。あの世界で助けてもらった人、まだあんまり話せてない人と少しでもいいからお話したい。こんなに生きたいって気持ちがあるのに何で戻れないの？』
「そうね〜、じゃあAは何で人の役に立ちたいの？お母さんと約束したからなの？」
『何でって......。』
「その答えが見つかったらここから出れるわ。私は時間みたい、A頑張ってね。」
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小悪魔ちゃん(プロフ) - ありがとうございますありがとうございますありがとうございますありがとうございますありがとうございますありがとうございます(T ^ T) (2020年11月19日 14時) (
レス) id: ae22ee5254 (このIDを非表示/違反報告)
ひきねこ - あ、どうしよ感情移入しすぎて涙腺が… よくこんな神ストーリー書くよ青猫さん超尊敬です (2020年7月22日 23時) (レス) id: b9ac26b4ea (このIDを非表示/違反報告)
ふぁる。 - 私も大好きです！（え、きも） (2020年5月30日 9時) (レス) id: 12cef083e5 (このIDを非表示/違反報告)
疾風-はやて - この話は精神的に殺りにきてる。泣きすぎて死ぬ。やばい。前のコメント長文ですいません。テヘぺl((殴 (2020年4月30日 15時) (レス) id: a73b9ea5c2 (このIDを非表示/違反報告)
疾風-はやて - 時間差コメント失礼します。めっちゃ面白かったー！こういうシリアス系のお話大好きです。できればまた歌い手さんのシリアス系小説出してほしいです。とても面白かったです。こんな素晴らしいお話ありがとうございました。これからも頑張ってください。応援してます！！ (2020年4月30日 15時) (レス) id: a73b9ea5c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青猫 | 作成日時：2020年4月9日 21時
