【歌/い/手】ぶりっ子の正体は......？

42 ページ47

うらたぬきside


神影がこのシェアハウスを出ていってから、一週間以上経った。出ていったというよりは追い出されたの方が正しい気もする。



坂「うらさん、あれから連絡取れました神影さんと？」




う「いや、メールを送っても返事はこないし電話をしても着信拒否か不在だった。坂田もだろ。」



坂「何処いるんやろ神影さん。ライのTwitteはちゃんと呟いてるから生きてはいるよな。」



Twitterには何日か前に呟いている神影さん(ライ)の痕跡がある。だから、ﾀﾋんでいる訳じゃないけど何処にいるか分からない。



そ「あ、うらたくん、坂田。ちょっとこれ買ってきて欲しいんだけど大丈夫？」



坂「大丈夫ですよ、そらるさん！じゃあ行ってきますね。」



久し振りに外出るかもしれない。基本引きこもりだからな。まあ、引きこもりと言いながら違う気もする時もある。




-------



う「結構買ったな。どんだけ俺ら買い物行ってないんだよ。」



坂「基本買いだめだからしょうがないやろ。その代わり数日は楽できる。」



ﾎﾞｺﾎﾞｺｶｺﾞｺﾎﾞｺﾎﾞｺ
キャハハハハハハハハハハハ


ん？なんの声だ？


う「なあ、坂田なんか誰かの笑い声しねぇ？」



坂「此方から殴る音も聞こえてくるんやけど...いじめ？」



う「ちょっと見てくるか。流石に今聞こえるだけだと良い予感はしないからな。」





ﾎﾞｺﾎﾞｺｶｺﾞｺﾎﾞｺﾎﾞｺﾎﾞｺﾎﾞｺ




ﾓﾌﾞ「へいへいお嬢さんもう終わりかな〜？」



ﾓﾌﾞ「もっと楽しもうぜ〜？」



ﾓﾌﾞ「顔キッショwwww見てらんねぇんだけど。」



？「知ってる？こいつ中卒なんだよ、私らより断然馬鹿なんだよなのに私より目立ちちゃってさ、本当にクズ。」


なんか、聞いたことがある声？


ﾓﾌﾞ「中卒だってwwwwこの世にいる価値ないんじゃね？今の時代。」



ﾓﾌﾞ「役立たずー！」



ﾓﾌﾞ「全人類のどれいちゃん〜？お兄さんと遊ぼーね？」



ﾎﾞｺﾎﾞｺｶｺﾞｺﾎﾞｺﾎﾞｺｶｺﾞｺ



坂「うらさん、あれ！(ﾎﾞｿｯ」



え、あれって。神影となーちゃん？やっぱり実際に傷つけられてたのって神影の方だったのか....。早く助けないと。


う「坂田早く助けるぞ。」



坂「うらさんは証拠の画像取っておて、僕が先行くわ。」



う「分かった。」



神影はもうボロボロで所々血が出てる。ぼう言も浴びせられており見てるこっちも辛くなって来るぐらいだ。




坂「おい、お前ら辞めろ！」

43→←41

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す