【歌/い/手】ぶりっ子の正体は......？

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？「え、え......大丈夫？怪我とかしてないよね....？」



えっと誰ですか......、何で私を止めたんですか。声に出そうと思っても驚きすぎて口をパクパクさせることしか出来ない。



？「え、なんか俺怪しい？なんかごめんね。」



なんか、困らせてしまっているのでは？取り敢えず名前聞こう。



『 え、あの......名前を教えてく、ください......。』



なんか、ホストみたいな見た目だなこの人。しかも何処かで見たことがある気がする。



る「あ、俺の名前は山崎光やけど。メイドさん大丈夫？」



メイドさん...？あ、私かなこんな格好してたら良く間違えられるし。



『あの......、メイドじゃないです。』




る「あ、ごめんね。もしかしてあっち系の仕事の人だった？」


そういうことじゃないです。この人のツッコミ処が理解できそうにないです。


『あの全然違うんで、兎に角怪我も無いんでど、退いてください......。』



早くここから出てこの世から消える場所に行きたい。しかも、この人に普通に喋ってしまった。



る「本当に大丈夫、だって自分から飛び込んでたし......。今ここで退いたらまたﾀﾋのうとするよね？」


ｷﾞｸﾘ


何で最近私はこんなに勘が鋭い方としか会わないのだろう。あ、私がボロを最近出しすぎなのかな。



『ソ、ソンナコトナイデスケド。ミマチガイジャナイデスカ。』


片言にしかなってない。これはヤバイぞ。



る「住んでる場所どこ？そこまで一緒に行こう。」



うん。ﾀﾋにたい人が家に帰りたいって思わないと思うんですよ大体。ってこのままだとシェアハウスに逆戻りなのでは？でも、帰っても追い返されるからどうしよ......。



『い、いや。私住んでる場所無いです。だから放っておいて下さい、貴方みたいな方に私の気持ちは分かりません。』




る「住んでる場所無いんやったら、俺の家来ますか？今日俺の家に他の知り合いもいるんだよ！」


ん......？最近のホストは家にそんな軽々とあげるんですか？そもそもこの人がホストなのかも知らないですけど。

明らかに怪しい方にしか見えなくなってきました。


『あ、あの。流石にそれは山崎さんにも迷惑が掛かってしまうことになりますし、そのお知り合いさんにも......。』



る「大丈夫大丈夫。皆ちょっと、おかしいところあるけど良い人達だから。」




『で、でも。』



る「あー、もう兎に角行こう。ここに居ても君が苦しむだけだから。」


あ、私の荷物......。

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