軟高と紅高と開久が合併するそうですよ

過去の話1※暴力的表現あり ページ15

※ここからちょっと辛い話になります。
暴力的な内容です。
見る方は自己責任でお願いします。


Noside

A｢私、中学二年から3年生まで2年間東京にいたの

そこでね、ゆりって名前の親友ができた

ゆりはすっごい優しくて、私が辛い時いつも一緒にいてくれたし、高校だって一緒のところ行こうねって、話してたの

でもある日、私が男の人に絡まれてた時に、
ゆりが私を庇ってその男の人たちについて行ったのっ、Aは逃げてって、っ｣

伊藤｢大丈夫、ゆっくり、ゆっくりでいいから｣

A｢っ、それで私は怖くてその場からすぐ逃げた、ゆりなら大丈夫なんて、思ってた

でも、次の日ゆりは学校に来なかったの

私は怖くなって、ゆりの家に電話した

そしたらゆりのお母さんが出て、ゆりが昨日から家に帰ってないって、今にも泣きそうな声で言ったの、

それから私はすぐ警察に行った

なんでもっと早く行かなかったんだろうって、
そもそもあの場から逃げたのが悪かったって、何度も何度も後悔したっ、｣

伊藤｢うん、｣

A｢警察の人に事情を説明したら、すぐにゆりを探してくれた、

でも、ゆりはなかなか見つからなかったっ、

ゆりが見つかったのは、あの夜から2週間がたった頃だった、

見つかった時にはもうっ、死んでたのっ、｣

三橋｢っ、｣

A｢、犯人たちはすぐに捕まって、ゆりをどうやって殺したのか、今までにゆりに何をしたのか、全て吐かせた、

ゆりは、捕まったその日に、1面コンクリートでできた冷たい部屋に、鎖に繋がれて監 禁された、

少しでも抵抗すると、顔を何回も何回も殴ってっ、意識がなくなるまで殴ったこともあったってっ、

それにっ、それに自分たちの欲求を満たすために、ゆりをっ、、！｣

京子｢っ、！｣

A｢ゆりは、とうとうそれに耐えられなくて、苦しみながら死んだって、っ

あの時なんにも出来なかった私が憎いっ、！

ゆりなら大丈夫なんて思った自分がっ、！

弱い自分が、大っ嫌い、！｣

その瞬間、片桐はAを抱きしめた

片桐｢辛かったな、

それに、今までよく耐えたな

普通の奴なら、1人じゃ抱えきれねぇ

だから、お前は強い

弱くなんかねぇ｣

相良｢現にお前、1人守ったじゃねぇか｣

京子｢そうですよっ、
Aさんは、弱くなんかない、！｣

三橋｢A、もう大丈夫だ

これからは1人じゃねぇ

俺らがいる｣

今井｢A、人に頼るってのも、時には必要なんだぜ｣

A｢っみんなぁ、！｣

過去の話2→←スケバンとの出会い5

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す