聖夜情報 ページ4
待ってる間寒い。桔梗を呼びたいけど羽が入ったら困るし…
「A、寒いだろう。ほら」
-そう言ったオーブンは自身のマントを持ち上げみせた-
『入る』
誰かのマントに包まれるって久しぶり。懐かしいなぁ、この感覚
「どうだ？」
『あったかい、幸せ』
-Aが幸せに浸りながら談笑している内に、シュトーレンが焼き上がった-
『シュトーレン焼けた事だし、私行くね』
「A、１つ持ってけ。味見も大切だろう」
『ありがとうオーブン。また城で』
-バサッ-
焼きたてシュトーレン、美味しそう
〔それがシュトーレンかいい匂いだな〕
『ごめんね、桔梗。遠くで待ってもらっちゃって……あ、シュトーレン食べる?半分あげるね』
〔いいのか？〕
『もちろん！桔梗いっぱい頑張ってくれてるし！』
-モグモグ-
美味しー！生地の焼き加減最高だし、ナッツいっぱいだし！
〔美味いな！〕
桔梗も喜んでる。お手伝いの仕事くれたママに感謝しなくちゃ
〔降りるぞ〕
お、もう着いたんだ。やっぱ早いね桔梗は。さて、クラッカーは何処にいるかな
〔クラッカーならお屋敷だよ！〕
『ありがとう、鳥さん』
屋敷か……それにしても、クリスマスだからか町にジンジャークッキーが溢れかえっているな
さて、そんなこんなで屋敷に着いたが。中から尋常じゃないほど手を叩く音がする
-パンパン-
『お邪魔します。クラッカー？』
「……はぁ、はぁ…あ？A｣
だいぶ疲れてるようだな。汗かいてるし、息上がってるし
『大丈夫？』
「大丈夫じゃねぇ、朝からジンジャークッキー作り続けてんだよ。もう手が限界だ、俺は痛いのが嫌いなんだ」
『クラッカー、軟膏塗る？手だして』
「ん」
めっちゃ赤くなってる。手袋してるのにこれか…相当な時間手を叩き続けてたんだな。となると、町に溢れかえってたジンジャークッキーは全てクラッカー作か
『おつかれ、クラッカー。何か手伝う事はあるか？』
「あともうちょい、必要なんだ。ジンジャークッキー焼けるか？」
『お安い御用さ、クラッカーは休んでたら？』
「いや、一緒に作る」
本当、クラッカーは凝り性だな。私1人でもジンジャークッキーは作れるよ
「材料はこれ、器具はこんなもんか」
あの、1人で作れるとか嘘つきました。棚が高すぎて手が届きませんでした。クラッカーありがとう。さて、材料入れて混ぜて、焼く。あとは可愛くデコレーション！
『どう？』
「ん、上出来。数も足りそうだな」
ラッキーアイテム
魔法のランプ
ラッキーカラー
あずきいろ
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箱 - ステキな作品を書いてくれてありがとうございます (2023年4月5日 19時) (
レス) id: e97eef8072 (このIDを非表示/違反報告)
runva - 面白かったです！次のお話お待ちしてます！ (2022年1月6日 13時) (レス) @page20 id: b1b697b532 (このIDを非表示/違反報告)
朝水夜火(プロフ) - 睡眠煎餅様、46猫様。コメントありがとうございます！作者は単純なので、その一言でメチャクチャ頑張れます！ (2021年12月4日 17時) (レス) id: 8844979bb6 (このIDを非表示/違反報告)
46猫(プロフ) - はじめまして!いきなりですが、この作品大好きです!これからも更新頑張ってください! (2021年12月1日 22時) (レス) @page17 id: 03e9e32b87 (このIDを非表示/違反報告)
睡眠煎餅(プロフ) - 初めまして！とても面白いしキュンキュンしました！これからも頑張ってください！ (2021年1月1日 3時) (レス) id: 9221f93b04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朝水夜火 | 作成日時：2020年12月25日 23時
