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2人は青い炎を吹きながら逃げる狸を追いかけていた
追い詰める度に放たれる魔法
ヤムさん達の魔法を見てきたけど、やっぱりここの人たちもすごいや、僕たちとはまた違う魔法を放ってる
でも
あの狸も可哀想に見えてきて
捕まるのも時間の問題だけど
アラ「(助けよう！)」
グリム「２人がかりなんて卑怯なんだゾ！」
リドル「案外すばしっこいね」
アズール「ここは追い込む形で行きましょうか」
アラ「！…」
クロウリー「ちょっと！？」
気づくと僕は彼らのところに向かっていた
アラ「捕まえたよ！」
グリム「！？」
2人「「！？」」
僕は予測してここに来る前に先回りできたんだ
少し驚かせちゃったかな
グリム「離すんだゾ！！」
アラ「っ、ダメだよ！離さないってば」
リドル「アズール、下がれ！」
魔法だ、僕は彼が魔法名を言う前に
マゴイで防いだ
リドル「なっ！…君それは」
アラ「…守ったんだ、君は今この子に魔法封じの何かを言おうとしてたから」
リドル「…読みが早いんだね、まあいい
ハートの女王の法律・第２３条
【式典の場に猫を連れ込んではならない】猫であるキミの乱入は重大な法律違反だ。即刻退場してもらおうか」
グリム「オレ様は猫でもねぇ〜っ！！」
リドル「飼い主の躾がなってないみたいだし
猫のことちゃんと躾するのが主人の勤めだ」
グリム「オレ様はペットじゃねーんだゾ！」
猫だったんだ、なんだろう愛らしいなあ
けど、どうしよう一気に僕への目線が…
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作者名：皿うどん | 作成日時：2024年2月26日 13時
