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刹那、周りにいる人たちはざわつきだした
クロウリー「魔法が使える人間がどの寮にも相応しくない100年ただの一度もなかったはず。
一体なぜ……」
アラ「校長先生…僕はただ＿＿」
ブツブツと何かを呟いていて僕の声には気づかなかった
狸の乱入するまでは
グリム「もごもご……ぷはっ！
だったらその席、オレ様に譲るんだゾ！」
クロウリー「あっ待ちなさい！この狸！」
グリム「そこのニンゲンと違ってオレ様ならすぐに寮見つけられるんだゾ！だから代わりにオレ様を学校に入れろ！魔法ならとびっきりのを見せてやるんだゾ！」
？？？「みんな伏せて！」
僕はマゴイを使って身を護った
よかったみんな見てないみたいだ
そしてまたあの炎を吹き出した
グリム「ん"な"〜〜〜！！」
？？？「うわあ！！あちちちっ！尻に火が！」
クロウリー「このままでは学園が火の海です！誰かあの狸を捕まえてください！」
？？？「チッ……かったりぃな」
？？？「アラ、狩りはお得意でしょ？まるまる太った絶好のオヤツじゃない」
？？？「なんで俺が。テメェがやれよ」
？？？「クロウリー先生、おまかせください。
いたいけな小動物をいたぶって捕獲するというみなさんが嫌がる役目、この僕が請け負います」
？？？《さすがアズール氏。内申の点数稼ぎキマシタワー》
？？？「なあ、誰かオレのケツの火ぃ消してくれてもよくねぇ！？」
みんな慌てたりしてるけど、慣れてる人は微動だにしない
今ならこの反乱を使って逃げるのもありなのかな
火がついてしまったあの子のターバンに僕は
アラ「
ルフを上手く操り、びしょ濡れにならないように水をかけた、生ぬるかったらごめんよ
これでよし
？？？「あれ？消えた？誰か知らないけど助かったぜ！」
アラ「ふう…」
今はあの狸を何とかしなくちゃ
クロウリー「みなさん、私の話聞いてます！？」
？？？「はぁ……狸捕まえるくらいアンタがやりゃいいだろ、センセー」
グリム「オレ様は狸じゃねーって何度言わせるんだゾ！偉大なる魔法士になる男、グリムとはオレ様のことだゾー！」
アズール「威勢のいい小動物ですね。リドルさん、お願いできますか？」
リドル「違反者は見逃せないからね。さっさと済ませるとしよう」
そう言ってグリム、という狸さんの前に赤髪の人と眼鏡をかけた人が立った
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作者名：皿うどん | 作成日時：2024年2月26日 13時
