愛への困惑 ページ9
ルッチside
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暗闇を辿って、ようやく光に到達した
そのはずだった
希望から絶望へ突き落とされたこの気分
今までしてきた事への見返りだろうか
俺は彼女の横でただ立っていた
「…彼女は辛うじて生きているよ。だがこれから死ぬか否かは五分五分だ」
後ろで医者はそう言う
ル「……何故」
「さあな、だが彼女の首から肩にかけてのその火傷
は君の背中の傷と似ている。君の方が心当たりがあるんじゃないか？」
背中
13程の頃に砲弾で浴びたこの傷
彼女も、バスターコールで
軍艦の砲撃で
それを悟った瞬間、俺は彼女の手を握っていた
…正直、今すぐ貴方をこんな目にした海軍を殺しに行きたい
残酷に
だがそれは、貴方の正義の行動では無い
今優先したかったのは全てにおいてAさんである
あの戦場で誰よりも心暖かな人間だった
……俺達には似合わない程に
光が戻ると信じて
今はただ貴方の帰りを待つしかない
…もし戻らなければ、俺は貴方と共に眠ることを選ぶ
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カクside
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カ「はぁ！？ルッチが何もしなかったじゃと！？」
「あ、あぁ……何が言いたいかは知らんが
かなり大人しかったぞ」
ブ「…これは槍の雨どころではなさそうだ」
先程生まれた問題は予想だにしない結果となった
人殺し大好き殺戮兵器のアヤツが
あれだけ大切にしていた彼女のあの姿を見て正気を保てるわけが無い
一体何が……
カリ「あれだけAさんを尊重してたもの
こんなところで暴れては、彼女の正義に反するわ」
フ「だからってそこまで変われるものかー……？」
カ「一言にすれば、”愛が異常”ってことかのぅ…」
だがアヤツがしばらく血を見ることがないのかと考えると、ホントちょっと…ミクロのレベルで可哀想だと思う
まぁ、これまで言ったことは
同じようにAさんにデレデレなワシらが言えたことではないのだろう
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ｵまみ(プロフ) - ル"ッ"チ"ｲ"ｲ"ｲ"ｲ"ｲ"（号泣）久しぶりにこんな泣きました；；素敵な作品ありがとうございました！ (1月6日 0時) (
レス) @page14 id: 45fb68c91b (このIDを非表示/違反報告)
箱 - ステキな作品を書いてくれてありがとうございます (2022年12月31日 18時) (レス) @page13 id: e97eef8072 (このIDを非表示/違反報告)
撥(プロフ) - 最高でした… (2022年12月27日 20時) (レス) @page13 id: 9267359dba (このIDを非表示/違反報告)
Riran(プロフ) - 普通に大号泣した (2022年12月8日 23時) (レス) @page13 id: 4386bdb6b0 (このIDを非表示/違反報告)
ツバメ - ルッチも皆良かったね^ - ^ (2022年10月29日 0時) (レス) @page12 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ダダン巻き | 作成日時：2022年8月18日 23時
