相反恋愛 Ⅲ【ドラコ・マルフォイ】 (ページ5)

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Story 97 ページ5

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アン「大丈夫！？」

『う、うん…腰やられて一人で立てないけど…』

私がそう言えば、フレッドとジョージが私を支えて立ち上がらせてくれる。

フ「そーゆー時は俺たちに任せろって」

ジョ「喜んで運びますよプリンセス」

『ありがと…』

マダム・フーチが物凄い勢いでスリザリンチームの方へと走っていくのが見えた。

まぁ、勝負が着いたあとに攻撃してきたからね、どう足掻いてもあっちが悪い。

『いッ…たた…』

ロ「マユ…ごめん、僕役に立てなかった…」

『…何言ってるの？ロンが居たおかげで私とハリーは頑張れたんだよ。ね？ハリー』

ハ「そうさ。ロンがゴールを守ってくれてるって思ったら、ガンガン攻めに行けたんだ。ロンのおかげだよ！」

ロ「う、うん…っ…ｸﾞｽｯ…」

フ「泣くなよロニー坊や」

ジョ「かっこよかったぜ」

みんながロンを励ます。

ほんとに最高のチームメイトだ。

フレッドとジョージに支えられながら更衣室に向かおうとしていると、スリザリンチームから怒号が聞こえてきた。

アン「なにあれ、内輪揉め？」

他の選手たちの真ん中にいたのは、クラッブと…

ドラコ…？

ドラコがクラッブの胸ぐらを掴んで怒鳴り散らかしてる。

いやいやいや…何してるのあの人…

遠いせいで何を言ってるのかは分からないけど…

フ「まぁ、あの悪党がブラッジャーなんか打たなきゃ、マダム・フーチに怒られずに済んだからな」

ジョ「最後の最後で恥をかかされたからな」

『うーん…』

一理あるんだよなぁ…

ドラコには言いたいこと沢山あるけど、今はこの怪我を治さないと…

スリザリンの揉め事が気になりつつも、二人に支えられて更衣室へと戻る。

アンジェリーナに着替えを手伝ってもらい、私は保健室へ。

…全校生徒の前で私を助けたけど、ドラコ大丈夫なのかな

スニッチそっちのけで私の所に来てたし…

まぁ、それで言ったらトーナメントの時もだったけど…

ドラコに助けて貰ってばっかりだ…

これじゃダメなのに、

そんなことを考えながら私は手当てを受けていた。