Story 84 ページ39
＊
『ッ…』
ハー「マユッ！！」
ロン「良かったッ…」
ハ「大丈夫！？」
私が目を覚ましたのは医務室だった。
『今、何時？』
ハー「もう一日終わったわよ…」
ロ「このまま起きないかと思った…っ」
泣きそうな顔をするロン。
心配させてしまったみたいだ。
ハ「マクゴナガル先生が凄く怒ってた。」
『え、私に…？』
ハー「そんなわけないでしょ？あの女によ。そりゃそうよね、自分の大切な寮生に手を出されたんですもの。」
ロ「君のパパも激怒だったぜ…今日君のママと一緒に乗り込んできた。」
ハ「アランも、凄く心配してたよ。眠ってる君のそばにずっと付きっきりでいたんだ。」
『…そう』
迷惑かけるつもり無かったのに
だからこそ隠してたのに…
『ごめんね、ロン…折角のお祝いが…』
ロ「そんなこと気にするなって。マユの方が大切だよ」
優しく私の頭を撫でてくれるロンに微笑む。
手の甲には包帯が巻かれていて、見られてしまったんだなと嫌でも思い知らされた。
まぁ、マクゴナガル先生が怒ってる時点でバレてるんだけどさ…
私のベッドの横に積み上げられた見舞いの品を見ると、色んな人が心配してくれたんだなと分かる。
フレッドとジョージの見舞いの品は意外にも普通のフルーツで、ちょっと怖かった。
暫く私と談笑をしてくれていた三人だけど、時間も頃合になって寮へと帰っていった。
それにしても…まさか倒れちゃうなんてな…
情けないや…
することも無いので天井をボーッと眺めていた。
すると、廊下を走る音が聞こえてきて、こちらに近づいきているようだった。
幸いにも私以外に医務室を利用してる生徒はおらず、勢いよく開かれた扉に驚かせてしまうこともなかった。
ド「ッはぁッはぁッ…ッ…はぁッ…マユッ！！」
『ドラッ「良かったッ」心配してくれたの？』
足音の正体は私の彼氏のドラコで、私が倒れたことを聞きつけてここまで来てくれたようだった。
呼吸が荒く、毎日セットしている髪も乱れている。
どんだけ必死に走ってきたのさ…
ド「心配した所の話じゃない！もしマユに何かあったらと思ったら…ッ僕は…！！」
私の肩を掴んで眉を下げながら声を上げる。
『ごめん。なんともないから…心配しないで』
ドラコの目にかかった前髪を退かして頬を撫でる。
そんな泣きそうな顔しないでよ…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 454人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハリーポッター」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ラムネ - 更新待ってます❗ (2022年1月3日 13時) (
レス) @page45 id: cd7d6e6efa (このIDを非表示/違反報告)
みっきー(プロフ) - 主人公の強い女の子感最高すぎます！ (2021年12月27日 15時) (レス) @page26 id: 444cc76f70 (このIDを非表示/違反報告)
わかな - 毎日ドラコの小説漁ってますけど、新しく出て見てみたら最高じゃないですか！！一気に読んでしまいました、きゅんです！ (2021年12月25日 3時) (レス) @page24 id: f93237fe28 (このIDを非表示/違反報告)
Notte(プロフ) - すごい好きです。語彙力無くなってしまうほどに好きです。 (2021年12月23日 23時) (レス) id: fb4cdb52a4 (このIDを非表示/違反報告)
ラムネ - ドラコとマユ可愛すぎません???( ≧∀≦)ノ (2021年12月23日 18時) (レス) @page20 id: cd7d6e6efa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かふぇらて | 作成日時：2021年12月19日 9時
