Story 62 ページ17
＊
『お兄様、』
アラ「…俺だったら良かったのに。なんで、マユが狙われるんだ…？女の子だぞ…、俺の、たった一人の妹なのに…ッ…」
こんなに愛されてるんだ。
『お兄様…私、大丈夫』
アラ「…え？」
『…私、これでもディオリスの娘だよ。ずっと守られてる訳にはいかない。お兄様が家族を守りたいって言うように…私も家族を守りたい。家族だけじゃない。友達も…私の大切な人たちを守りたい。』
アラ「マユ…」
『勿論怖いけど、でも、いずれはこうなる気はしてたでしょ？自分の身を守る術を…私たちに学ばせてきた時点で何かが起こるって、お父様は想定してたんじゃないかな』
アラ「…ふっ…」
『…なに？』
アラ「マユは…強いな。流石、父上の娘だ。」
『え、ぁ、お兄様…？』
私の頭をー撫でして、ベッドから腰を上げた。
アラ「妹に感化されるなんてな。全く…。ありがとう。悪かった、急に部屋に押しかけて。」
『え、いや、大丈夫だよ』
アラ「今日は早く寝な。明日はハリーの懲戒尋問の日だから。まあ、俺たちは行けないけどな。」
そうか、明日か。
ハリーの懲戒尋問。
絶対無罪に決まってる。
悪いことなんか何一つとしてしてないんだから。
アラ「とにかく、寝な。おやすみ」
『おやすみなさい』
私の頬に軽くキスを落とすと、お兄様は部屋を出ていった。
…大丈夫。きっと。
＊＊＊
ロ「思ったとおりだ！君はいつだってちゃんと乗り切るのさ」
ハー「無罪で当然なのよ」
『よかったハリー…』
懲戒尋問から帰ってきたハリーの口から出た、無罪という言葉。
その場の全員がほっと胸をなで下ろした。
アー「ところでシリウス。ルシウス・マルフォイが魔法省にいた。」
『ッ！！』
シリ「なにぃ？」
もう名前を聞くだけで私の心臓が嫌な音を立てる。
バレていないのに、気づかれてるんじゃないかと不安になってしまう。
アー「地下九階でファッジと話しているのを、私たちが目撃した。それから二人は大臣室に行った。ダンブルドアに知らせておかないと」
シリ「その通りだ。知らせておく。心配するな」
なんでドラコのお父様…ルシウス・マルフォイが魔法省にいたらダンブルドアに報告するんだろう。
何が問題なんだろう。
『ねぇハリー、ルシウ「お黙り！」…ぁ…』
双子が騒ぐせいで、ハリーに聞けず終いだった。
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ラムネ - 更新待ってます❗ (2022年1月3日 13時) (
レス) @page45 id: cd7d6e6efa (このIDを非表示/違反報告)
みっきー(プロフ) - 主人公の強い女の子感最高すぎます！ (2021年12月27日 15時) (レス) @page26 id: 444cc76f70 (このIDを非表示/違反報告)
わかな - 毎日ドラコの小説漁ってますけど、新しく出て見てみたら最高じゃないですか！！一気に読んでしまいました、きゅんです！ (2021年12月25日 3時) (レス) @page24 id: f93237fe28 (このIDを非表示/違反報告)
Notte(プロフ) - すごい好きです。語彙力無くなってしまうほどに好きです。 (2021年12月23日 23時) (レス) id: fb4cdb52a4 (このIDを非表示/違反報告)
ラムネ - ドラコとマユ可愛すぎません???( ≧∀≦)ノ (2021年12月23日 18時) (レス) @page20 id: cd7d6e6efa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かふぇらて | 作成日時：2021年12月19日 9時
