Story 86 ページ41
＊
『はッ…』
ハー「マユ落ち着いて！」
私は今朝届いた預言者新聞の内容に、また意識を失いかけた。
そんな私を慌てて支えるハーマイオニー。
『だ、って…なに、？どうして…？』
ハ「アンブリッジ…”高等尋問官”？」
ハリーが低い声で言う。
摘んでいたトーストをグシャリと潰しながら。
魔法省、教育改革に乗り出す
ドローレス・アンブリッジ、初代高等尋問官に任命
大々的に新聞の見出しになっていた。
いよいよこの学校は終わる
『も…息が…』
ロ「落ち着けって！おい、マユの前でこんなもの読むなよ！」
ハー「ごめんなさい。」
ハーマイオニーは新聞を閉じ、丸めた。
あの女が高等尋問官…？
しかもダンブルドアの評価を下げるような書き方をされた記事。
どうしたっていうわけ？
これじゃホグワーツはあの女の思い通りになってしまう。
そうはさせたくない。
今、私に出来ることは？
私は今日一日の時間を全てこれに費やした。
そして…
『私たちが作ってしまえばいい。秘密組織を。』
そう結論出たのだ。
＊＊＊
ハー「それは良い考えね！あの女は大事なことを一切教えてくれないし、このままじゃ私たちは衰えていくだけ。それに、大人に教えてもらえなくてもマユやハリーがいる。十分な先生がここにいる！」
ロ「でも…集まるか？人」
『…集まらないならそれでいい。それで自分に何が起こった時に困ればいい。私は助けない。』
ハ「うん。マユに賛成。強くなりたい人だけ集めればいいよ。」
ハー「…わかった。場所は私が確保するわ。」
『ありがと、ハーマイオニー』
何人集まるかなんて考えてない。
それでも、自分の身を守りたい人を救えるだけ救いたい。
たった二人だったとしても、一緒に頑張ろうと思う。
…私は、負けたくない。
＊＊＊
ハーマイオニーが確保してくれたのは、ホッグズ・ヘッドにあるボロボロのパブだった。
正直ほっとした。
こんな風に目立たない場所の方が集まりやすいから。
『何人来るって？』
ハー「ほんの数人よ。」
時計を確認しながら心配そうにドアの方を見ている。
ハー「あ、来たわ」
ドアのベルが鳴る。
そちらに目を向ければゾロゾロと人が入ってきた。
ふっ…数人って…沢山いるじゃんか
Story 87＊2021年はお世話になりました→←Story 85
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 454人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハリーポッター」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ラムネ - 更新待ってます❗ (2022年1月3日 13時) (
レス) @page45 id: cd7d6e6efa (このIDを非表示/違反報告)
みっきー(プロフ) - 主人公の強い女の子感最高すぎます！ (2021年12月27日 15時) (レス) @page26 id: 444cc76f70 (このIDを非表示/違反報告)
わかな - 毎日ドラコの小説漁ってますけど、新しく出て見てみたら最高じゃないですか！！一気に読んでしまいました、きゅんです！ (2021年12月25日 3時) (レス) @page24 id: f93237fe28 (このIDを非表示/違反報告)
Notte(プロフ) - すごい好きです。語彙力無くなってしまうほどに好きです。 (2021年12月23日 23時) (レス) id: fb4cdb52a4 (このIDを非表示/違反報告)
ラムネ - ドラコとマユ可愛すぎません???( ≧∀≦)ノ (2021年12月23日 18時) (レス) @page20 id: cd7d6e6efa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かふぇらて | 作成日時：2021年12月19日 9時
