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第六十一話 ページ17







猗「破壊殺・空式ッ!!」





私の攻撃を喰らった勢いで宙に浮き、血鬼術を展開する。





まずい、喰らうッッ!!





襲ってくるであろう耐え難い痛みに身体を強ばらせる。





杏「麻友ッ!!」





『なッ!?れんごッ「ッぐぅッッ!!」煉獄ッッ!!!』





私が喰らう直前で煉獄が私の腕を後方へと引いた為に、煉獄が喰らってしまった。





それを良いことに猗窩座は次々と攻撃を仕掛けてくる。





『させるかッ!!!』





地面を踏ん張り、刀で拳撃の威力を何とか吸収する。






煉獄の方を見れば、額に汗を滲ませて顔を歪めている。






『ッッ…煉獄…ッ…』





煉獄に駆け寄ろうと、猗窩座からほんの一瞬目を離した隙に追い打ちをかけてきた。





猗「余所見をするな、俺を見ろッ!!!」





『ぐッ…!!』





防ぎきれず、もろ喰らってしまった。





腹から血が迫り上がってくる。





杏「炎の呼吸__肆ノ型 盛炎のうねりッ!!」





そんな私の前に立ち、煉獄が攻撃を防いでくれている。





『れ、んごくッ…悪いッ…』





杏「無理をするな!!」





『そんなこと、言ってられないだろうッ!!こちらから攻撃を仕掛けないと、勝てないッ…!!』





杏「待て!!麻友ッ!!」





距離があるからあいつは攻撃を仕掛けられる。





ならば、その距離を詰めてしまえばいい。





でなきゃ勝てない!!





一気に猗窩座へ近づくと、頸を狙って刃を振り上げた。





猗「くははッ…!!相変わらずの速さだ…!!良い、良いぞッ麻友ッ!!」





近かろうと結局は攻撃力は変わらない。





猗窩座の攻撃を刃で応戦しながら、どうすれば頸を斬れるのかを考えていた。





こいつは反応が早い。





なら予期せぬ攻撃を仕掛けるしかない。





だが、私一人では出来ない。





『煉獄ッッ!!!』





私が名を叫べば、全てを理解した様子で応戦してきた。





杏「麻友に合わせる!!」





猗「何をさっきからゴチャゴチャとッ…」





『今だッ!!』





「『炎の呼吸__伍ノ型 炎虎ッ!!/雨の呼吸__肆ノ型 暴れ梅雨ッ!!!』」





私の合図と共に、猗窩座を挟むように素早く移動する私たち。





流石の猗窩座もこれは予期していなかったようで、動揺の色が見えた。





それを逃すまいと、二人で同時に攻撃をする。





私たちの攻撃はしっかりと当たり、猗窩座の両腕を抉り取った。





猗「は…ははッ…素晴らしい…ッ!!」





攻撃を喰らったにも関わらず、猗窩座は高揚していた。

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真季 - 続編おめでとうございます。引き続き楽しみにお待ちしてます。 (2021年10月7日 23時) (レス) id: ac0ba7e69a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かふぇらて | 作成日時:2021年10月7日 22時

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