第四十二話 ページ45
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大きな外傷も見られず、私の体調も回復したことということで胡蝶からすぐに退院の許可がおりた。
『別に一人で帰れるんだが…』
炭「ダメです!というより…煉獄さんに強く言われているので…」
煉獄か…。
やりかねん…
煉獄は今日もまた任務に出かけている。
『そういえば、あの日の煉獄の話を聞きたかったんだ。』
我妻が居たら発狂してろくに話せないだろうからな。
今しか聞けないだろう。
炭「あー…あの時の話ですか…」
歯切れが悪いな…
そんな話しにくいことか?
『その反応、相当酷かったみたいだな』
炭「実は……」
竈門の話はこうだ。
冨岡の鎹鴉からの連絡で途中から参戦したからその前のことは分からないが、自分たちが着いた時には喜怒川が血塗れになって倒れていた。
もう意識はなく、動ける状態ではないのにもかかわらず、煉獄は必要に攻撃をしていて、それを冨岡が全力で制止していたらしい。
冨岡だけでは煉獄を止めきることが出来なかったので、竈門たちが招集された、ということだった。
『よく正当防衛でお館様が許してくれたな…』
炭「他の柱の皆さんもあの男に対して相当お怒りで…目を瞑ってくれた感じです…」
『な、なるほど…みんなにはとても迷惑をかけてしまったな…竈門も申し訳なかった。』
炭「謝らないでください!!麻友さんが無事で良かったです」
『ありがとう』
自分の屋敷まで帰る道中、他の柱たちが次々と現れ…何故相談しなかっただの、心配しただの、私への小言だのと…なかなか屋敷へと帰れなかった。
まぁ、迷惑かけてしまったのは私だ。
素直に受け入れたさ。
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真季 - 最新楽しみにお待ちしてます。長くなってすいません汗 (2021年10月4日 7時) (レス) id: ac0ba7e69a (このIDを非表示/違反報告)
真季 - 初めまして。お疲れ様です。最新も早くて楽しみに読み進めて来ました。夢主よ、どうか自分の気持ち正直になって煉獄さんと恋仲になって下さい…!あの鬼殺の男、怪しい匂いが漂ってますね…。彼女に手を出したその時は是非、煉獄さんの赤き炎刀で…! (2021年10月4日 7時) (レス) id: ac0ba7e69a (このIDを非表示/違反報告)
冴凪(プロフ) - とても面白いです!話のテンポも良くてワクワクしながら読みました!更新ファイトです! (2021年9月30日 22時) (レス) @page12 id: 8d3f590c11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かふぇらて | 作成日時:2021年9月29日 1時