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第四十一話 ページ43







泣き声、怒鳴り声…色んな声がごちゃごちゃ聞こえてくる。





久しぶりの睡眠なんだ、静かにしてくれ…





『ん"ん…ッ…』





「「…!!」」





そんなことを思いながら目を開けると、顔見知りがズラッと並んでいた。





『何をしているんだ…』





杏「麻友…!!」





『ん…煉獄…』





そう嬉しそうに笑うと、私を抱きすくめる。






煉獄の背を撫でている時に気づいたことだが…





『傷だらけじゃないか…』





杏「うむ!中々面倒な相手だった!!少々手こずってしまった!!」





頬に出来た傷を優しくなぞると、その手に頬を擦り付けてきた。





調子が狂うな…





『全く…。…冨岡、ありがとう。』





扉の後ろに隠れているつもりの冨岡に声をかける。





あの話を覚えていてくれたんだろう。





義「…気にするな。」





なんて言いつつも少し嬉しそうだ。





今度鮭大根でも贈ろうか。





『お前ら三人は何をしているんだ。お前たちのせいで目が覚めてしまった』





未だに争いを続けている竈門、我妻、嘴平の三人に声をかける。





善「ほんとに怖かったんだからねッ!!??あんた気絶してたから知らないと思うけどッ!!!」





炭「善逸!!!麻友さんに向かってそんな口の聞き方をするな!!」





『怖かった…?』





善「その人めちゃくちゃ怖いんだからね!!!?俺たちが来なきゃ人二人死んでたんだから!!!」





『…』





杏「…」





私が煉獄の方を見ると、煉獄は笑顔で顔を逸らした。





だから冨岡も怪我をしていたのか。





伊「俺様たちに感謝しろ!!」





『あぁ、ありがとう。助かった。』





嘴平の頭を撫でてやれば、ボーッとしたまま動かなくなってしまった。





名前を呼んでも反応しない。





困った子だ。





『…ところで…あいつは、』





あいつ…もちろん喜怒川のことだ。





善「ひぃぃぃぃッ!!!」





『お、おい…煉獄…?』





殺気が凄すぎる。





私が気絶した後何があったんだ…





杏「アレは相当の罰を与えられて、鬼殺隊を首になった。俺がこの手で制裁を与えても良かったんだが、許可が降りなかった!」





善「あれ以上何するつもりだったんだよ!!??」





炭「善逸!!」





詳しいことは後々竈門に聞こう…。





『煉獄、お前は大丈夫だったのか?防衛とは言えど、刀を向けただろう』





杏「うむ。正当防衛ということで罪に問われなかったから、安心しろ」





ほんと、今回も色々あった…

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真季 - 最新楽しみにお待ちしてます。長くなってすいません汗 (2021年10月4日 7時) (レス) id: ac0ba7e69a (このIDを非表示/違反報告)
真季 - 初めまして。お疲れ様です。最新も早くて楽しみに読み進めて来ました。夢主よ、どうか自分の気持ち正直になって煉獄さんと恋仲になって下さい…!あの鬼殺の男、怪しい匂いが漂ってますね…。彼女に手を出したその時は是非、煉獄さんの赤き炎刀で…! (2021年10月4日 7時) (レス) id: ac0ba7e69a (このIDを非表示/違反報告)
冴凪(プロフ) - とても面白いです!話のテンポも良くてワクワクしながら読みました!更新ファイトです! (2021年9月30日 22時) (レス) @page12 id: 8d3f590c11 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かふぇらて | 作成日時:2021年9月29日 1時

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