Bamboo Princess 3【ツイステ】 (ページ28)

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ジャ「だから、海の中で戦わない方法を考えようってさっきから言ってんだろーが。」

監「契約書はどこに置いてあるんだろう？」

『あのVIPルームにある金庫の中じゃ。あやつは必ずあそこにしまう。』

グリ「そうと決まれば、早速オクタヴィネルに潜入だ！」

デ「開店前の昼休みなら、まだ誰もいないと思う。行ってみよう。」

『……』

嫌な予感がするのは妾だけなのか…？

＊＊＊

グリ「右よし、左よし。やろうども、オレ様に続くんだゾ！」

ジャ「本当だ。まだ誰もいねぇみたいだな。」

そんなはずはない。

従業員はまだしも、アズールまでもがいないなんてありえない。

『おい、気をつけないと…』

デ「金庫は暗証番号と鍵の二重ロックか。かなり厳重だ。」

ジャ「…！！だれか来る！」

エ「えっ、ヤバッ。隠れろ！狭…。ジャック、でかいんだよお前」

ジャ「んだと？」

エ「ちょ、動くな『シッ！！』う…っ」

金庫の開く音がする。

やはりアズールは居たか。

ア「さてと…。」

デ「あれは…俺たちと交わした契約書！」

エ「やっぱ金庫にしまってたんだ。」

ア「１枚、２枚、３枚…フフフフ…。」

グリ「アイツ、札束数えるみたいに契約書数えてニヤニヤしてるんだゾ。」

ジャ「陰湿な趣味だな…。」

…これは趣味なのか？わざわざ大切な契約書を取り出してまですることか？

アズールのことだ、契約書の枚数から内容まで把握してるに決まってる。

それなのに…おかしい。

ア「…ふぅ。そろそろ戻りますかね。」

アズールは金庫を閉めて、部屋を後にした。

「「…フゥ～。」」

グリ「もう少しで見つかるところだったんだゾ。」

ジャ「…待て！見ろ、テーブルの上に１枚契約書が置きっぱなしになってるぞ。」

エ「マジか、ラッキ～♪拝借して、破けるかどうか試してみようぜ。」

グリ「アズールのヤツ、いがいとおっちょこちょいなんだゾ。どれどれ…。」

あのアズールが命の次に大切にしている契約書を置きっぱなしにするか？

アズールがおっちょこちょい？そんなわけない。

『やめろ！罠じゃ！』

グリムが契約書に触れた途端、電流が走った。

「「あばばばばばばばばば！！」」

デ「ダババババ！！」

『っ…言わんこっちゃない！！』

グリ「ビャアアアア！カラダがシビレるんだゾォオ～。」

監「シビビビ」

『っ…今解除してやる。』

妾は制止魔法で電気の流れを止めた。