文豪たちの小さな物語【文スト】【反応集】 (ページ5)

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告白されてみたページ5

ずっと、怖くて言えなかった。
勇気を出して、失敗したら嫌だった。
貴方と会えなくなるかもしれないと思うと。

でも、言いたくなってみた。
貴方の恋心が、愛が
自分へと与えてほしいと思った。

どんな関係になっても良い。
だから、伝えてみよう
そう思ったんだ。

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■中島敦
彼に呼びつけられ、
彼との思い出の場所に来た。
30分も早く来ていたのにかかわらず
彼はもうついていた。
耳が真っ赤に染まっていて、
足や手が震えている彼を呼んだ。
私に来たことにより、
更に真っ赤かなお顔と耳と手
全てが赤く染まっていた。
彼は震えている唇を動かして
言葉を告げる。
「ず、ずっと……前からAさんのことが
す…………すす…すすす、好きでした。」

緊張しながらも、勇気を出して
彼はそう言ってくれるだろう。

「ぼ、僕とつつ付き合ってくれませんか！？」

勿論、貴方の答えは……………

■太宰治
貴方は、呼び出され
普通にデートを過ごしていた。
綺麗な夜景の見えるレストランに
連れていかれる。
そこで、暫く彼は何処かに行き
待っていたら、
彼はカッコいい正装の服装で
やってきた。
『どうしたの？』と私は彼に聞く

「貴方にプロポーズするために
着替えました。」

彼の珍しい敬語に驚いていると

「私の心を溺れさせたお嬢様
どうか、私と付き合ってくれませんか？」

そう彼は言うでしょう。
そんな彼の姿に貴方は呆然と
立ち尽くしていました。

「まだ理解できないのかなぁ？
それなら……」

彼は貴方に3本の薔薇を見せました。

「3本の薔薇の花言葉……
それは、『愛しています』と『告白』………
その2つだよ。
私の想いは伝わった？」

貴方はやっと口から返事が出ました。
その答えを聞いて
彼は、貴方に近づき
唇を触れ合いました。