同居4 ページ5
美味しかったです。えぇ。プロ顔負けの味でした。
後で聞いたんだけどエンデヴァーがそばの作り方のコツを教えてくれたらしい。仲いいじゃねえかこの親子。
蕎麦を作り終えた焦凍はほくほくとした表情で風呂に消えていった。……あれはあれか。満足すぎて着替えを忘れるというあれか。
このままでは半裸で家の中を歩かれるということになってしまう。あかんで。
焦凍の部屋に入り、タンスをあける。すまん。何も見ないから私は。
いくら同居してたって思春期の男の子。あるかもしれない。えっちぃあれが。あの魅力の詰まったあの本が。
焦凍の部屋は焦凍らしいシンプルで、落ち着く部屋。
まぁ、いすぎたら怒られる。適当に服をとって扉をしめた。
｢焦凍ー。服忘れてったでしょ……っ上がるのはやいわぁっ!!!!｣
｢いや勝手に開けたのそっち……ぶっ！｣
高校一年生とは思えないような筋肉美。あ、私変態じゃないんでそこんとこよろしくお願いします。
いや、服は持ってきたんだが、としどろもどろになる焦凍。
｢……下着忘れた… ｣
｢あーそっちかー……｣
って、洗面所のボックスに入れてるでしょうが、と突っ込めば、今日帰りが遅くなって入れれなかったと言われた。あぁ、入ってないのか。くそっ。
仕方ない。轟の焦凍くんをさらけ出して歩かれるわけにも行かない。
洗濯物の積まれた部屋まで取りに行った。
｢……これでいいわ｣
いつか焦凍にプレゼントしようと思っていたものだ。
買い物中に見つけて勢いで買ってしまった。
エンデヴァーパンツ。
ここおいとくね、とぽいっと投げ入れて焦凍の帰りを待つ。
｢A……これは一体…｣
ぽたぽたと髪を湿らせてパンツ見せながら私の前に来た。
ど真ん中にエンデヴァーの顔。
お尻の方に二つの炎。
｢はははっ！エンデヴァーの息子っぽいよ……っ｣
笑いが耐えきれない。
怒りに震える焦凍を他所に笑いに震えてたらいきなり頭を掴まれてグリグリされた。
｢あだだだだいたいいいいあああ!!!｣
｢俺のパンツ返せ｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 456人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
海月水面(プロフ) - エンデヴァーの親バカが好きすぎるwww (2018年9月20日 12時) (
レス) id: 1c5e807086 (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - ものちゃんさん» ありがとうございますっ！同居したらきっと可愛い轟くんまんさいですよね！！！！ (2017年8月11日 10時) (レス) id: e7a720d445 (このIDを非表示/違反報告)
ものちゃん - わ、わ、好きです…！私も轟くんと同居したい！！ (2017年8月11日 9時) (レス) id: 656294d554 (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - あみゅうさん» 閲覧ありがとうございました！私もいやっほおおおおぁぃい！って感じです！ (2017年7月26日 8時) (レス) id: e7a720d445 (このIDを非表示/違反報告)
あみゅう - うきゃーーーーー！！！ってなりましたー！ (2017年7月25日 8時) (レス) id: 78cc264e0d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：にゃん | 作成日時：2017年6月9日 20時
