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久しぶりの焼肉、久しぶりの大人数での食材
Aはとても楽しかった
食事が終われば、ゆたかはAと遊びたいのかAの袖を引っ張るとAはゆたかの遊び相手をする
学校で流行っているアニメの真似ではなく、ピタゴラ装置を一緒に作ってほしいと言うのだ
ピタゴラ装置など使ったことがないが、幼い頃に見ていた番組のように作ればいいのではないか、と思いゆたかと相談しながら作っていた
「Aちゃんの得意なことは？」
『うーん…珈琲を作ることかなぁ。ゆたかくんは珈琲飲んだことある？』
「コーヒー牛乳は好き！けど、普通の珈琲は苦い」
顔を顰めるゆたかが可愛い。そうだね、と相槌を打つと隣に誰か座った。顔を向ければ、志摩の相棒の伊吹が座って自分たちの作業を見ている
伊吹に慣れていないのか、ゆたかは警戒してしまっていた。そして、志摩に相談してくると言い残し部屋から立ち去ってしまった
無言の中、伊吹はAに話しかけた
「Aちゃんはさ、志摩の何になりたい？」
何になりたい？そう聞かれて、Aは黙り込んだ。どう答えればいいのだろう、伊吹に知られているのかと頭の中でぐるぐると考える
「志摩は自分から正直には言えない。自分が幸せだって思えばすぐにAちゃんと距離を置くかもしれない。辛い思いをさせるからって……。けど、Aちゃんの事は愛おしくて愛おしく堪らないと思うんだ」
Aは握っていた段ボールを力強く握った
「だからさ、Aちゃん。志摩のことをずっと想っていてほしい」
真剣な伊吹の表情。Aにはなぜ伊吹がこんなにも志摩の事を言っているのかわからなかった。しかし、昨夜の事件が関係してることだけはわかる
Aは閉じていた口を開いた
『私は、私は志摩さんが一番安心できる人になりたいです。志摩さんと歳の差があるけど、それでもずっとずっと想っていたいです』
真っ赤な顔になりながらも、Aは言った。
それに伊吹は微笑みながら、Aにありがとう、とだけ伝えた。
「志摩がね、もっと'けいしゃ'をつけた方が良いって」
『ここ？ビー玉が転がる角度にしようか』
小さな手が、段ボールの角度を変える。
Aは作りながらも、志摩のこと、伊吹がなぜあんなに心配していたのかを考えていた
伊吹は自分と志摩の関係を知っていると言ってもおかしくはない。
けれど……
『なんで、あんなに心配してたんだろ』
Aは小さく呟いた
続く (更新停止中)
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黒万ス(プロフ) - seaさん» ご心配おかけしてしまいました…。復元により戻る事ができました！！ (2020年9月24日 21時) (
レス) id: 157648a083 (このIDを非表示/違反報告)
sea(プロフ) - お初にコメントします。 バグ解決されたようで良かったですね、私は以前戻らなかった事があったので大丈夫かなと勝手に心配しておりましたが、安心しました！ (2020年9月24日 15時) (レス) id: 191a0b574b (このIDを非表示/違反報告)
黒万ス(プロフ) - 結さん» 誤字の指摘ありがとうございます！ (2020年9月24日 7時) (レス) id: 157648a083 (このIDを非表示/違反報告)
結 - 続けてのコメントですみません(>_<) 物語読みました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 (2020年9月24日 0時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
結 - こんばんは(*^^*) 夜遅くにすみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 16のここの台詞 『志摩さんが出勤するまででいいので…少しだけでお家デートして欲しいです』 これ正しくは少しだけお家デートして欲しいですではないんでしょうか？ (2020年9月24日 0時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒万ス | 作成日時：2020年9月14日 22時
