21 真実 ページ21
「A！大丈夫だった？」
『うん、大丈夫』
学校に登校し、友人と会話を交わす。官舎に移り、一人暮らしのような状態だが、たまに差し入れを4機捜のメンバーがくれる。Aにとってはご飯のおかずが嬉しかった
両親は順調に回復に向かっている。このままいけば家族と暮らせるのも嬉しかった
「あの警察官の人と同じ家で暮らしてたの？何もされなかったの？」
『だって、相手18歳も離れてるんだよ？何もできないよ……私が子供だから』
「うわー、ニヤける」
友人は口元を抑えているが、目が笑っていた。Aは頬を膨らまして次の授業の準備をしている。
「…あのさ、あげたドーナツ使った？」
『ドーナツ？』
話していた友人が暗い声のトーンで言い出した
「ほら、成川くんがくれたやつ」
それでAは思い出した。友人がくれたドロップのような物はずっと鞄の底に眠っていた。それを出せば友人は安心したような顔をしてAの手から受け取った
「ごめんね、足りなくてさ」
そのドロップは何なのかも聞けないが、Aはそのドロップを不審に思っていた。
その後、友人はいつも通りに話し始めたので何も切り出せなかった。
学校が終わり、官舎に帰るとすることが見つからず、Aは一人で音楽を聴いて数学の問題集をしていた。制服を脱いで大きめのTシャツを着てショートパンツになる。
この時間は官舎内には非番以外の人は誰もいない。一応5時になれば誰かが帰ってくる。その中の一人は志摩相棒の伊吹だ。
伊吹とは話をすれば、ノリが良くよく志摩の話をしてくれていた。
よく、自転車のタイヤがパンクしたまま乗って転びかけていた、マグカップを割って軽くショックを受けているだとか、意外な一面を知れた
ノートの端に志摩の似顔絵のような落書きをして、ふふっと笑みが溢れた
Aも年頃の女の子だ。
志摩とデートをしたり、志摩と結婚をするという妄想をしてみたり、志摩と……
ぶわっと一気に真っ赤な顔になって、頬を抑えた。
何を考えているんだ、これ以上妄想をしては変な方向へいってしまう
気を紛らわすために、音楽の種類を変えて聴きながらノートにペンを走らせた
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黒万ス(プロフ) - seaさん» ご心配おかけしてしまいました…。復元により戻る事ができました！！ (2020年9月24日 21時) (
レス) id: 157648a083 (このIDを非表示/違反報告)
sea(プロフ) - お初にコメントします。 バグ解決されたようで良かったですね、私は以前戻らなかった事があったので大丈夫かなと勝手に心配しておりましたが、安心しました！ (2020年9月24日 15時) (レス) id: 191a0b574b (このIDを非表示/違反報告)
黒万ス(プロフ) - 結さん» 誤字の指摘ありがとうございます！ (2020年9月24日 7時) (レス) id: 157648a083 (このIDを非表示/違反報告)
結 - 続けてのコメントですみません(>_<) 物語読みました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 (2020年9月24日 0時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
結 - こんばんは(*^^*) 夜遅くにすみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 16のここの台詞 『志摩さんが出勤するまででいいので…少しだけでお家デートして欲しいです』 これ正しくは少しだけお家デートして欲しいですではないんでしょうか？ (2020年9月24日 0時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒万ス | 作成日時：2020年9月14日 22時
