第25話 ページ25
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Your side
「そろそろ休むか」
南と陸も終わって夏樹の言葉で
園内のファストフード店に向かった。
するとみもりん達の声がして
「正直なところ、Aは誰が好きなのかな?」
そう聞こえてもっと聞きたかったから皆に
“少し待とうよ、混んでる”
と言い訳をしたら皆が許可してくれた。
「タクトだと思うよ?」
その声に心が踊った。
でも
「あー分かる!けどタクト遊びっぽくない?」
なんで?
「タクト人気だもんね。A可哀想。」
嘘だよね?
「おい、どこ行くんだよ」
波留は急に歩く私を見て言った。
「ごめん、体調悪くなったから帰るね。」
涙目の顔を見せたくなくて
私は下を向いた
「家まで送る?」
タクトに言われたけど
「いや、車呼んで帰る。」
そう言って、私は車を呼んだ。
もう皆の顔は見れなくて
明後日学校なのにタクトにもう会いたくなかった。
こういう時は時間が止まってくれないかな
そう思った。
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作者名:いっけー | 作成日時:2016年8月19日 18時