第15話 ページ16
夏樹side
A「結婚したらこういう風になるんかなぁ」
『 結婚 』という単語に何故か心が弾んだ
夏樹「そうかもな」
別にするわけじゃないんだし 何期待してんだよ
A「好き」
耳を疑う言葉が聞こえた。
夏樹「え？何が？」
あんまり期待すると自分が悲しむだけだから
でもどこかで期待してる自分がいて
A「夏樹の事好き」
でも
夏樹「え？」
A「恋人のフリじゃなくて付き合いたい」
ごめん
夏樹「ごめん⋯」
先に言われたくなかった
A「そっか。ごめんね！」
だから俺が言わないと
夏樹「俺から言う。Aが好きです。
付き合ってください。」
そうやって嬉しそうな顔をするなら
A「え⋯？なんで？」
もう答えは予想がついた
夏樹「普通告白って男からだろ」
“ 恋人ごっこ ” じゃなくて
A「お願いします」
“ 本当の恋人 ” になろう
夏樹「明日冷やかされるなー(笑)」
そしてこの人生を君に全て捧げるよ
A「でも皆驚かないと思うよ(笑)」
少し重いかな(笑)
夏樹「そうだな(笑)」
でもそれだけAへの愛は本物なんだ
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作者名：いっけー | 作成日時：2016年8月10日 15時
