story42 ページ43
***
「えっ！英智さん、tricksterとKnightsと同じ学校だったんですか！？」
「まぁね。一応生徒会長もこなしていたよ」
「凄い…！」
英智さんとの会話が弾み始めると、
自然と私の手も動いていた。
「懐かしいなぁ…あの頃」
「英智さんはどんな人だったんですか？」
「どんな？そうだなぁ…」
「えっ、ちょっ…っ！」
突然、目の前に居た英智さんの腕が
私の腰を引き寄せる。
「ふふ、僕は意外と欲張りで性格悪いよ」
「っあの…」
「ふふ」
英智さんは私を下から見上げていた。
「ん…」
「僕知ってるんだよ」
「何が…ですか…」
「君が衣更真緒くんと親しい仲だってこと」
「え…」
「話によると家に連れていかれたそうだね？」
「な、なんで…」
「僕は全部知ってるんだ。三谷Aさん」
「っ…」
「…ふふ、困った顔も素敵だね」
「あの、衣更さんには…助けてもらっただけなので…」
「そうだとしてもだよ？年上の男性の家になんて…少し無防備過ぎると思わないかい？」
「…」
私なんで怒られてるんだろう。
「…そうですよね。気をつけるようにします」
「ふふ、とってもいい子だね君は」
「ありがとうございます」
てゆーかこの人なんで私の事知ってるの…
「英智さん、そろそろ…」
「ん？」
「離してもらっても…？」
「…少しばかり理不尽を言ってもいいかい？」
「どうぞ」
「僕は今日、客としてここに来てる。そして君は僕の体に触れている。なら僕も君の体に触れてもイイはずだと思うんだ」
「理不尽ですね…！？」
「あははっ。別に変な事はしないよ。ただ近くで君を見たいだけなんだ」
「…サラッと恥ずかしい事言いますよね…」
「大人だからね？ふふ」
「はぁ…分かりました。その代わり失敗しても怒らないで下さいね？」
「分かったよ」
英智さんは子供のような笑みを浮かべた。
見惚れてしまう程素敵な笑顔だ。
凛月も
こんな笑顔見せてくれた時あったな…
***
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ロキ(プロフ) - 読者様方コメントありがとうございます！！更新が遅れてるせいでコメ返しも遅れてしまいホントに申し訳ないです(´×ω×`)皆さんのコメントや応援を糧にこれからも更新頑張りますので、続編の方もよろしくお願いします！！！ (2016年11月14日 22時) (
レス) id: 17622c5bd0 (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - 新シリーズおめでとうございます！なんとも言えない距離感がもどかしくていつもワクワクしながら拝見させていただいております。これからも更新楽しみにしてます。 (2016年11月7日 23時) (レス) id: 77fd8cb64d (このIDを非表示/違反報告)
つき - お父さん、ほぼ勢いでプロポーズしてますね！なんかカッコイイ！！ (2016年11月5日 23時) (レス) id: a9dccf57dc (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ - 真緒の事好きではあるけど 真緒と晃牙は花粉症だから二人が嫌いくしゃみでCO2倍出るしティッシュ使い過ぎで森林伐採されて環境破壊になるから許せない私植物達が友達だから (2016年10月23日 14時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
小鳥(プロフ) - 新シリーズおめでとうございます！！！これからもがんばってください！！楽しみで夜も眠れません！ (2016年10月17日 18時) (レス) id: 1f7ffb3c81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ロキ
| 作成日時：2016年10月16日 22時
