story927 ページ32
***
「ホントに誰もいない…」
「うん」
2人で近くのデパートに入ってみたが、
商品が並んでいるだけで人は居ない。
「なんか不思議」
「そー？」
「うん。凛月はもう慣れてるの？」
「何年ここにいると思ってんの。流石に慣れた」
「そっか」
「うん。じゃ行こ〜」
「どこ行くの？」
「洋服屋」
「おおっ！」
「Aいつまでもその服嫌でしょ？」
「うん」
「選びに行こ」
「りょーかい！」
ちょっと恥ずかしいけど
手を繋いで二階のフロアへ向かう。
▶▶▶
「どーゆー服着たい〜？」
「んー、着やすい服が良いんだよねぇ」
「女子力低めな発言」
「すいませんね…！」
「別に良いけど〜。要するに脱がせやすい服って事だから気にしない〜」
「変態！」
「期待してたんじゃないの〜？」
「してるわけっ…」
「んふふ」
上から見下ろす凛月の大人っぽい目と
バッチリ合ってしまって…
「っ…」
「あ、照れた」
「違うし…勘違い勘違い！」
「A顔に出やすいから分かる〜」
「えっ、嘘！」
「「俺に食べられたい」って書いてある」
「バカじゃないのっ！」
「ふふ、どんどん真っ赤になるとか…」
「う、うるさい！」
「俺のこと好きだねぇ…ほんと」
「…好きですけどなにか！」
「ふふ、嬉しいよ〜」
「分かってたくせに」
「もちろん。ずっと前から知ってた〜」
「ずっと前って？」
「んー…子供の時から」
「…！」
「A俺のことずっと気にしてたでしょ？」
「う、うん…まぁ」
「気付いてたからねぇ？あー、今日もこっち見てるーとか」
「そんなに分かりやすかった！？」
「いや、分かりやすかったって言うより、俺も気にして見てたって方が正解かなぁ？ふふ」
「へ…」
「バカな子だな〜って見てた」
「うっ、この野郎…！」
「あはは、でも結果オーライ。見ててよかった」
「なんで？」
「誰かに取られる前に一緒になれたから」
「あっ…そう」
「あれ〜？また赤くなってるよ〜」
「い、今のは…普通に…嬉しいじゃん…」
「おっ」
「…ありがとうね」
「ふふ、なんなの可愛いっ」
凛月にお礼を言うと
頭をワシャワシャと撫でられる。
「ちょっ！」
「そうやって、いつも言いたい事言えばいいの」
「っ？」
「さー、行くよ〜」
「あ！待ってよ！」
***
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ロキ(プロフ) - 小鳥さん» コメントありがとうございます！なんか申し訳ないです(′;ω;｀)でも気に入って下さって嬉しい気持ちが勝ってます！！*\(^o^)/* (2016年10月16日 22時) (
レス) id: 17622c5bd0 (このIDを非表示/違反報告)
ロキ(プロフ) - ゆいさん» コメントありがとうございます！バッドエンドも一つの手ですよねっ！視野に入れときたいと思います！ (2016年10月16日 22時) (レス) id: 17622c5bd0 (このIDを非表示/違反報告)
ロキ(プロフ) - 心愛さん» レスありがとうございます！いやほんと、ここまで来るとは思ってなかったんですけど、やるからには最後まで頑張ります！ (2016年10月16日 22時) (レス) id: 17622c5bd0 (このIDを非表示/違反報告)
ロキ(プロフ) - ち〜ぃさん» コメントありがとうございます！なるべく更新スピード遅くならないように頑張ります！ (2016年10月16日 22時) (レス) id: 17622c5bd0 (このIDを非表示/違反報告)
ロキ(プロフ) - レイさん» 2回もコメントありがとうございます！レイさんの興奮抑えられなくなるまでの作品書けるようにもっと頑張ります(←) (2016年10月16日 22時) (レス) id: 17622c5bd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ロキ
| 作成日時：2016年9月10日 23時
