story910 ページ15
***
「お母さん！はい、お水」
「ありがとう…」
「大丈夫？飲める？」
「えっ…と…ごめん、ストローあるか聞いてきてもらっても良い…？」
「うん！いいよ！！」
姫海にもちゃんと言わなきゃな…
ごめんねもありがとうも。
愛してるも。
「…」
私だけ、私だけ離れていく。
大好きな人達から…
「っ…？」
突然、部屋のドアがゆっくり空いた。
姫海では無さそう…
「入るよ」
「…」
「ほらストロー。姫海に頼まないで俺呼べば良いのに」
「…無理」
「なんで？」
「疲れて、叫びたくないから…」
「あっそ」
凛月は姫海が持ってきてくれた水にストローを入れた。
「飲む？」
「うん」
「ほら」
体をゆっくりと起こしてもらい、
差し出されたストローに口をつける。
「ん…」
「…」
少しずつ水を喉に流し入れる。
「…」
「…ｯｹﾞﾎｯ…ｹﾞﾎｯ」
「ゆっくり」
「ん…」
凛月の目をじっと見つめる。
けど一向に合わせようとしない。
「…も、いい…」
「そっ」
「はぁ…」
飲んだ水が戻って来そうな感覚に襲われる。
気持ち悪い…
「寝てな」
「うん」
そしてまた横になる。
どんどん悪くなる自分の体に
ついていけなくなりそう。
「んじゃ、俺はあの2人寝かせてくるから」
「…ありがと…」
もうすぐなんだろうね。
***
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ロキ(プロフ) - 小鳥さん» コメントありがとうございます！なんか申し訳ないです(′;ω;｀)でも気に入って下さって嬉しい気持ちが勝ってます！！*\(^o^)/* (2016年10月16日 22時) (
レス) id: 17622c5bd0 (このIDを非表示/違反報告)
ロキ(プロフ) - ゆいさん» コメントありがとうございます！バッドエンドも一つの手ですよねっ！視野に入れときたいと思います！ (2016年10月16日 22時) (レス) id: 17622c5bd0 (このIDを非表示/違反報告)
ロキ(プロフ) - 心愛さん» レスありがとうございます！いやほんと、ここまで来るとは思ってなかったんですけど、やるからには最後まで頑張ります！ (2016年10月16日 22時) (レス) id: 17622c5bd0 (このIDを非表示/違反報告)
ロキ(プロフ) - ち〜ぃさん» コメントありがとうございます！なるべく更新スピード遅くならないように頑張ります！ (2016年10月16日 22時) (レス) id: 17622c5bd0 (このIDを非表示/違反報告)
ロキ(プロフ) - レイさん» 2回もコメントありがとうございます！レイさんの興奮抑えられなくなるまでの作品書けるようにもっと頑張ります(←) (2016年10月16日 22時) (レス) id: 17622c5bd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ロキ
| 作成日時：2016年9月10日 23時
