みよさく：お願いだから４ ページ39
《三好side》
さて、二週間でどれだけ印象を薄くできるか。
問題はそこだ。
まあいざとなれば催眠でもかけて＿＿。
「待たせたな。……三好？」
「なんです佐久間さん。行きましょう」
「あ、あぁ」
そして僕たちはゆっくりと歩き始める。
路電に乗り、三駅ほど先で降り、空が茜から紺へ変わる頃、
「着いたぞ」と佐久間さんが言った。
え。
「意外です」
「だろうな」
だって、こんなにおしゃれな店、佐久間さんが知るはずないと思っていたから。
「誰かを連れて来たのはこれが初めてだ。誰にも言うなよ？」
「はい。言わずとも知れてしまうと思いますが」
「相変わらずの化け物ぶりだな……」
ドアを開けるとカランカランと音がして、
落ち着いた雰囲の夜の空間がランプに照らし出されていた。
「いらっしゃいませ。お久しぶりの来店でございますね。
お連れ様がいらっしゃるのは初めてではありませんか」
「いつも彼から誘われていたんだが断っていたんだ。
まあ、それに対するお詫びみたいなものでもあるな」
「そうだったんですか」
意外と考えていたんだな。
それにしてもまずい。
何がまずいか？
「初」って、初って。
初めての事と言うのは記憶に残りやすいものなのだ。
とにかく、このバーテンダーには覚えられないようにしなければ。
「三好、何がいい？」
「では、カンパリソーダを」
「俺はジントニックをお願いしようかな」
「かしこまりました」
見たところ四十半ばのこのバーテンダーは、
長い事この職に携わってきただけある、という感じのオーラというか、
できる、という感じが伝わってくる。
それでいて口元にたたえた緩やかな笑み。
職業柄人の特徴を覚えるのは得意だろう。
……特徴を、限界まで消さなくては。
そういう意味で、カンパリソーダは定番中の定番だった。
＿＿それでもあの紅が瞼の裏にもくっきりと残ってしまっているのは、
きっと僕の気のせいだ。佐久間さんは、忘れてくれる。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
来週の金曜日テストだけどそんな気が全然しない。どうしよ
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梅酒（未成年）(プロフ) - レンさん» ラッキーなストライクなのか、ラッキーにストライクなのか。っていうかストライクってなんですか。３回やったらアウｔ……３回やったら、アウトだけど、３人目でラッキーが回ってきたとしたら……？３回目の恋の相手が運命の人だったパターンの妄想ｇ(( (2016年11月25日 20時) (
レス) id: 402f3ade7c (このIDを非表示/違反報告)
レン - 梅酒（未成年）さん» ラッキーストライク………幸運をぶち抜く………。 (2016年11月25日 3時) (レス) id: 981d585dc9 (このIDを非表示/違反報告)
梅酒（未成年）(プロフ) - レンさん» 甘利さんもその辺考えながらも抑えきれない衝動に身を焦がしている訳ですうめえ (2016年11月24日 20時) (レス) id: 402f3ade7c (このIDを非表示/違反報告)
レン - 梅酒（未成年）さん» こんな事結城中佐に知られたらなんて言われるか(°д°” = ”°д°) (2016年11月23日 22時) (レス) id: 981d585dc9 (このIDを非表示/違反報告)
梅酒（未成年）(プロフ) - つがるさん» 私も雑食です！！ この何とも言えない「いけない恋」感と、それでも真っ直ぐにぶつかるエマと、惹かれつつ手が出せない(というか自覚するのが怖い)甘利さんっていう組み合わせの素早しさ誰が見ても美味しいですよね鼻血出そうです(ノンブレス) (2016年11月23日 14時) (レス) id: 402f3ade7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梅酒（未成年） | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/umeshu/
作成日時：2016年10月13日 20時
