誘拐犯のおにいさんとボク赤 (ページ45)

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４４．ページ45

緑 side

あれから俺は足を洗い

やっと刑務所から出てきた時には

すっかり街は変わってた

緑「...濵ちゃんが言った通りやん、笑」

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そう、濵ちゃんが何回か来てくれて

仕事の店長さんの話しやったり

ご飯の話しやったり

街が変わったとか。色々話してくれた

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紫「かみーちゃーん」

歩いてて

後ろから濵ちゃんの声が聞こえて振り返ると

緑「....え..」

そこには濵ちゃんとまだ小さいままやけど

笑窪を作って

俺の方に向かって走ってくる男の子。

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緑「大毅くん...っ..、」

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赤「かいやろ？ぱぱ」

緑「いや、..でも、っ...だi 赤「かいがええの、

おねがい、ぱぱよんで？」

俺はめいいっぱい抱きしめた

そして頭を撫でて沢山沢山呼んでは

気づいたら俺は泣いてた

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赤「ぱぱ、かめんらいだーはなかへんのやろ？」

緑「...おん、っ、ごめん...泣」

赤「ぱぱ？わらって？かいぱぱのわらうすがたみたい」

また1つ大人になった櫂の姿に

俺は驚かされてばかり