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４３話 ページ44
ヒースクリフ「魔法使いのシュガーは、体力回復や精神安定の効果があります。だから、人間が買いに来たりします。
賢者様、手のひらを出して」
俺は言われるまま、ヒースクリフに手のひらを差し出した。
今までだったら必ず少しは警戒していたのに。
すっと迷いなく手を出したことには、俺自身少し困惑する。
きっと俺も、この世界に来てから少しずつ変わってきてるんだろう。
ヒースクリフは、俺の手のひらを人差し指で指差す。
すると、きれいな星形の砂糖が、ころころと数個手のひらの上に現れた。
晶「おお……。すげえな！」
ヒースクリフは照れ笑いした。
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作者名：ark | 作成日時：2021年8月14日 14時
