2話 ページ3
Nosaid
コンコン
扉を叩く音は聞こえるが中にいる少女は動こうとも喋ろうともしない
外にいるものはそんなことは分かっているかのように平気に扉を開けた
ミッドナイト「やぁ華蓮 元気？」
先に話したのは○禁ヒーローミッドナイトだ
ミッドナイトが質問しても少女…華蓮はそっぽを向いていた
イレイザーヘッド「やめてくださいミッドナイトさん いつもあなたが独り言のように喋るのであなたが可哀想に見えます」
ミッドナイトの次は抹消ヒーローイレイザーヘッドだ
彼は少し呆れていた
ミッドナイト「何を言っている 話しかけることで今は1人ではないと言う安心感が生まれるんだ」
イレイザーヘッド「はぁー まぁいいですけど」
根津「こんにちは華蓮ちゃん 早速なのだが君は学校に通ってもらう」
華蓮は驚いたのか体をピックと少し動き3人の方を顔だけ向けた
さっき話したのは雄英高校の校長の根津校長だ
彼が言うのだから恐らく雄英に入れという意味なのだと華蓮は察した
華蓮「雄英に入れと？」
今初めて華蓮は言葉を発した
根津「察しが良くて助かる そう君はもうすぐ高校生になるいつまでもこんな檻に閉じ込められるよりはいいと思うのだがどうかな？」
根津校長の話を聞いた華蓮はフッと馬鹿らしく少し笑った
華蓮「どうかなってあんたがこんな馬鹿げた話を堂々と話しているって言うことはもう上からの許可は降りているんだろう？ それにこんな脆い檻よりいつも監視が可能なヒーローがたくさんいる雄英高校に行った方が効率がいい そして何よりこんな個性を自在に操れる人物を見過ごすわけがない雄英に入り大人になったらヒーローとして活躍してもらおうとも考えた こんなに理由があれば私が断ったら何か策をねるつもりだったのだろう つまり私はYesかNoかを選ぶことは不可能……そう強制配信だ」
華蓮の謎の殺意に3人は息をのんだ
華蓮「何か間違っていた？」
根津「いいや 間違っていないさ やはり君に隠し通すことは無理だね 確かに監視はさせてもらうが普通に学校生活を送ってくれて構わない 知識を磨き仲間とレベルを上げていこうじゃないか」
根津校長はこの華蓮の殺意に怯えながら笑顔で勧誘した
すると華蓮の殺意は一気に消えた
華蓮「まぁいいけど……」
華蓮の了承も終え推薦生として入試を受けることになった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：カレン | 作成日時：2019年6月18日 12時
