【東リベ】三ツ谷君の彼女には隠し事があるようです。３

４９話 ページ10

花垣 side


そう言って俺は握手を交わして過去(ｲﾏ)に戻って来た。

直人から教えてもらった日付に、多丈が拉致するよりも先にAさんに会って少しでもいいからどうにかできる手段を探して。

俺にはドラケン君達に連絡とか道案内位しか出来なかったけど…。よかった。２人とも傷は負ってはいるけど最悪な結果は避けられたんだ…!!


マイキー「ありがとなタケミッチ。連絡寄越してくれて」

花垣「いいんすよ!それより大きな事にならなくて済んでよかったッスね!」

ドラ「まぁな。…それにしても、ホントアイツら仲いいよな」


視線の先にはAさんをおぶってる三ツ谷君。お互い安否を確認出来て安心したのか笑い合っていた。俺もちゃんとヒナの事守ってやらなきゃな…!!!


場地「…おい」

松野「どうしたんですか？場地さん」

場地「多丈の野郎はどこに行きやがった…？」


場地君のその一言でマイキー君達は血相を変えて辺りを見回す。

…いない。どこにもいない!!!

一体…どこに…？

いや、もしかしてまだ続いてるとしたら…？？

俺が最悪の事態を逃れたと思ってたけどまだ終わってないとしたら多丈が狙う先は…!？

急いで視線を三ツ谷君達の方に戻す。


視線を戻すと多丈が三ツ谷君達に刃物を向けて走っている最中だった_____________

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