【東リベ】三ツ谷君の彼女には隠し事があるようです。３

４２話 ページ3

多丈 side



多丈「まぁよせよ」

多丈「まぁ普通の奴なら負けちまったら負けを認めるのが筋だろうがよぉ、俺らそんなんどうでもいいんだわ」

『……』

多丈「この際だから教えてやるよ。勝ったらそのチームを子分に、負けたら陰湿に、じわじわと苦しめる。これが俺ら死の悪魔のやり方よ」

『…ゲスが』

多丈「何度でも言ってくれて構わねぇぜ？それよりよぉ…」


俺のポケットからサバイバルナイフを取り出す。
嗚呼、いい色してんなぁ…。


多丈「このナイフでよぉ、その綺麗な顔に傷をつけたらよぉあの野郎どんな反応すんだろうなぁ…？」

『やってみなさいよ。アタシはそんなじゃビビらないし、三ツ谷んなら大丈夫だって信じてる』


なんだよ随分信頼されてんだなぁ三ツ谷の野郎はよぉ…。


多丈「そうかよそうかよ……。ああ!!!!ムカつくなぁ!!!!!!!!」

ｻﾞｼｭｯ…

『…ｯ』

多丈「ハハッ!マジで微動だにしねぇなぁ!？肝が据わってやがる!!!!」

『こんくらいの気持ちでなきゃ三ツ谷んの彼女やってらんないわよ。けど１つ忠告はしておいてあげる』

多丈「あん？」

『アンタ、多分怒らせたらいけない人を怒らせたよ』

多丈「あぁ？知るかよそんなもん」

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