【東リベ】三ツ谷君の彼女には隠し事があるようです。 ２

３０話 ページ15

貴女 side


夜の10時半。


『……』


私が好きなテレビを付けていても、好きな音楽を掛けても全く耳に入ってこない。視線の先は私の携帯。そう。今日は他のグループとの喧嘩の日。

ﾋﾟｺﾝ


『!!』


通知!もしかして三ツ谷んからかな!？
急いで見る。


『違う…か…』


…やっぱり心配だな。

《必ず帰る。だから待っててくれ》

そう言ってくれたんだから信じなきゃ。
それが今私に出来ることなんだから。

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ…ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ…

…誰からだろ？


『…ケンチン？』


表示されてるのは《ケンチン》。
急いで電話に出る。


『どうしたのケンチン!？喧嘩は!？』

ケンチン「よ。久しぶりだなすー。俺らの勝ちだぜ」

『良かったぁ…。…あれ。三ツ谷んは？』

ケンチン「…三ツ谷…な」

『…え？』

ケンチン「アイツは…」

『ねぇ、ちょっと、、』


ちょっとその間はなに…？
やめてよ。いやだよ？私。ねぇ。



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三ツ谷「馬鹿!変な答え方すんなよ!」

『え…？ん…？三ツ谷ん…？』

ドラケン「いやwわりぃw三ツ谷の奴携帯忘れたから俺の携帯から掛けてんだよ」

『もぉ…!ケンチンの馬鹿!アンポンタン!!』

三ツ谷「いや悪かったな。ドラケンが変な答え方しちまって。」

『…いや。一瞬ヒヤッとしたけど逆に安心できたかな。…お疲れ様』

三ツ谷「おう。」

『ふぁ…。これで安心して眠れるよw』

三ツ谷「そうか。わざわざ起きててくれてたんだな。おやすみ」

『うんおやすみ』

三ツ谷「あ、あと」

『？』

三ツ谷「お守り、ありがとな」 ﾌﾟﾂ…


…やっぱり心配は無用だったみたいね。

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夢主ちゃんは東卍メンバーと仲良いです。
三ツ谷ん曰く、馴染むまでが早かったとか。

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