人間の君と喰種の私【文豪ストレイドッグス×東京喰種】

６話 ページ8

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『ﾝ…』







目が覚めると、薬品の匂いがツンとした


辺りには薬棚が沢山あった







？「起きたのかい？」







おじさんが声をかけてきた







『どちら様で？』



？「私は森鴎外だ。医者は今、出張中でね」



『あのー、ここは何処ですか？』



森「医務室だけど、どうかしたのかい？」



『なんでもないです』







私はベッドから抜け出した


そして扉を蹴り破って医務室の外に出た


此処は絶対にいたらいけない所だ


長い廊下を猛ダッシュで走った


すると、前に銃を持った男が現れた


私は軽く飛んで、男の首を切り裂いた







？「おい」







聞き覚えのある声


あの男の人だ







？「ここからは逃げられないぜ」



『あっそ』







私は立ち止まった


銃を持った男が沢山いたけど、喰種には効かないんだよね


私は思考を回転させた


私は嘘をついた


この世界を知るためにはここに居た方が良いのかもしれない







？「死にてぇのかよ」



『死にたいですけど、やめておきます。ですから、この組織に私を入れてください』



？「は？」







え、私、爆弾発言した？


沈黙が続いた







森「いいよ。君をポートマフィアに入れる」







森鴎外が沈黙を破った







？「首領、いいのですか！？こいつは…」







首領？


このおじさんが組織の首領に見えない







森「構わない。彼女は物凄い優秀だろうからね」


？「…わかりました」







彼はあっさりと認めた







『いいんですか？』



森「もちろんだよ。中原君の新しい幹部補佐になってもらおうかね」



『ぇ…』







あの男の人と私が？


ちょっと待てよ…

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