4話 ページ6
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『有馬…貴将』
死
その文字しか浮かばない
こいつに会ったら、必ずしも死ぬ
今は私の目の前にいる
しかも、1人で
有「君と話がしたい」
喋った?
私と話がしたい?
喰種の私と?
『何故?貴方は可笑しいわよ』
有「君は半喰種だ。人間の心も持っているだろう」
『っうるさい』
有「君は完璧な喰種ではない」
『黙れ』
私はドスの効いた声で言った
人間なんて必要ないから捨てたんだ
有「…紅麗レオカ…」
『なっ…なんで知ってるの?』
有「紅麗香澄の娘」
お母さん
私のお母さんは喰種捜査官だった
お父さんは喰種
お母さんはそれを知ってながらもお父さんと一緒にいた
喰種と喰種捜査官
けど、2人とも私が殺してしまった
喰種に目覚めて暴走したからだ
有「紅麗香澄は私の部下だった。娘が居ると言っていた」
『…』
有「君が喰種なのは、調べてわかった」
有「紅麗レオカ、君は人間だ」
『人間?』
有り得ない
私は喰種だ
赫子もある
そんなわけない
『お前なんかにわかるかよ』
有「わからないさ。だが、私は君を殺さない」
『何故?』
有「君が人間の欠片を持っているからだ」
『ッ!!』
有馬貴将は私に近づいた
そして、私の事をトンッと押した
私はそれに気がつくのに数秒かかった
気付いた時には、体は宙に浮いていた
『死ぬのね』((ボソッ
この時が来てしまった
血の繋がりのない妹、ナシロとクロナは大丈夫かな
金木研
彼はきっと…
王になる
私は撃たれた
たった少しの短い人生
この世界は残酷だった
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ゆーん(プロフ) - はいさん» ありがとうございます!!二作目ではそれを改善致しました! (2019年2月11日 23時) (レス) id: 09ac39f491 (このIDを非表示/違反報告)
はい - 顔文字&///がなければ良かったです。 (2019年2月11日 20時) (レス) id: 0b39eeefc3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - 寝夢さん» Σ(Φω′Φ )ありがとうございます! (2017年6月28日 19時) (レス) id: bde4951756 (このIDを非表示/違反報告)
寝夢(プロフ) - シロナちゃんじゃなくてナシロちゃんですよ〜 (2017年6月25日 4時) (レス) id: 0c9f17ee4b (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - 沙夜さん» ありがとうございます!お仲間がいて嬉しいです! (2017年6月19日 21時) (レス) id: bde4951756 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆーん | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org//sinigami0429koi
作成日時:2017年4月22日 14時