人間の君と喰種の私【文豪ストレイドッグス×東京喰種】

４７話 ページ49

・







中原さんと二手に分かれてお屋敷に潜入した


使用人が何処にいるかはまだわからない


私は太股に付けてあるホルスターから拳銃を取り出して構えた


そのまま扉を蹴り破る






『誰も…いない』






屋敷の中は静まり返っていた


人のいる気配が全くない






中『…レオカ、誰か居たか？』






通信機から中原さんの声が聞こえた






『…誰もいないです』




中『俺もだ。人のいる気配がしない』




『じゃあ、もしかして…ｯ！』






私の頬を何かが掠めた


振り返って壁を見るとナイフが刺さっていた


そして出てきたのは男の使用人



使用人の男はナイフを逆手に持って私に攻撃を仕掛けてきた


私は横に避けて、弾を撃つが当たらなかった


男は私の腹を思い切り蹴り飛ばした






『ｶﾊｯ…』






壁に思い切りぶつかった


私は壁を強く蹴って男の懐に潜り込んだ


そしてもう一度弾を撃った


発砲音がし、心臓に命中した


自分の手に血がベットリ着いた






『ﾌｩ…中『おい！！！！』うあっ！！！』






いきなり中原さんの声が耳に響いた


凄くキンキンする





『うるさいですよ！』




中『悪ぃな。大丈夫か？』




『まぁ、なんとか。奇襲に合いましたけどね』




中『奇襲には気を付けろ。一旦電源を切るぞ』




『了解』






ﾌﾞﾁｯ






電源を切る



私はさらに奥へと進んだ

お知らせ！→←４６話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す