人間の君と喰種の私【文豪ストレイドッグス×東京喰種】

２７話 ページ29

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『おはようございます』








そう言いいながら幹部執務室に入った







中「よぉ、レオカ」







中原さんは珍しく早く来ていた







『珍しいですね、早く来るなんて』



中「あぁ、ちょっとな」








中原さんの手には資料が握られていた







中「ったく、ほんと厄介だなこいつ」



『何がですか？』







私は中原さんの持っている資料を覗いた







『ｯｯ！！』



中「どうかしたのか？」



『い、いえなんでも』







これは私の事だ


昨日、３人の男を殺した


姿を見られたから







『人喰い？』






私はわざとわからない振りをして中原さんに聞いた







中「あぁ。最近こいつ厄介なんだよな。前には構成員を殺したらしいし」







あ、それ思い当たります


別に狙ってたんじゃなくて間違えて殺しちゃったんだよね







『それは大変ですね』



中「首領いわく、マフィアにその人喰いがいるらしいぜ」



『うわっ、気を付けないと』



中「てめぇは特に気を付けろよ？」



『何でですか？』



中「何でって、喰いたいぐらいに綺麗だからに決まってんだろ」



『んなっ！！////』







なに口説いてんだし！


心臓に悪いよ


そんな事言ってたら私が期待しちゃうじゃん








中「どうした？顔赤いぞ？」



『な、中原さんの馬鹿っ！』






私は中原さんを思いっきり殴った






中「っ痛ってぇな！」



『そう簡単に口説かれてたまりますかぁ！！』



中「はぁ！？」



『無意識に口説きやがって！』



中「そ、それはよ…」



『知りません！』







私は中原さんが謝るまで口を聞きませんでした



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