Using Love (青) (ページ2)

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よし、乗り切った！ページ2

私の彼氏は

「流星くん、ばいばーい！」

「おん、また明日」

女の子に人気で

「さくら、荷物持つで」

『ありがと、大丈夫だよ』

すごく優しくて

「手、繋がん？」

『…うん』

やっぱりかっこいい。

…校内では。

「はぁぁ、終わったぁ
おい、手ぇ離せや」

校門を出ると、人をいないことを確認した流星に手を振り払われる。

『はぁ？あんたから繋いできたくせになんな訳？』

「はっ、なに。繋ぎたかったん？」

私を見て鼻で笑うこいつ、藤井流星の本来の姿は

「何見とるん？気持ち悪」

『別に見てません！』

口が悪くて

「おい」

『何？』

＿＿＿ぷに

「太った？」

『…はぁ！？』

デリカシーのない最低男だ。

「あぁ、ホンマ最っ悪やわ。ベタベタ触りやがって」

おまけに女嫌い。

『相変わらずモテモテですこと』

「当たり前やろ。俺イケメンやもん」

イラッ

『猫を被るのがお上手ですねぇ』

「お前に言われたくないわ。
何が清楚系やねん。ただの性悪女やないか」

『別にみんなが勝手に言ってるだけだから』

「それを利用してんのはお前やろ」

『ふざけんなマジ！』

「こっちのセリフやわ！」

何故こんなにも仲の悪い私達が付き合っているのかというと…