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「あれっ。山田くん?
クラスに行かないの?」
卒業式が終わって各クラスで卒業生が最後の時間を過ごす。
そんな大切な時間なのに、山田くんは保健室に向かって歩く私に声をかけた。
涼『俺の教室。保健室だし。
友達いないし?』
「ちょっ…。伊野尾先生とも最後だよ?」
伊野尾先生は一生一緒なの。って意味深なことを言った山田くん。
涼『伊野尾先生はクラスの担任でしょ?
俺の担任は、A先生だから。
俺だけの担任。』
あーぁ。なんでこの子はこーなのかな…。
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涼『ふふっ。せんせー泣かないのっ。』
頬につたる涙を。
優しく拭ってくれる山田くん。
涼『せんせ。』
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涼『先生が好きです。
これからは、先生としてじゃなくて。
彼女として毎日俺と一緒にいてください。』
あれ…。
山田くんってこんなに大人だったっけ…?
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「…お願いしますっ。」
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yuna - 続編を希望します! (2017年1月17日 21時) (レス) id: 47a3bc0885 (このIDを非表示/違反報告)
cgrbmtd44(プロフ) - 続編頑張ってください!! 応援してます! (2017年1月16日 21時) (レス) id: 5bd06e9772 (このIDを非表示/違反報告)
219(プロフ) - 続編希望!です! (2017年1月16日 20時) (レス) id: 972a2fe011 (このIDを非表示/違反報告)
メロディー - 続編お願いします!作ってくれたら嬉しいです。 (2017年1月16日 19時) (レス) id: 09aa47a1da (このIDを非表示/違反報告)
. ma(プロフ) - 続編お願いします! (2017年1月16日 18時) (レス) id: bed98a77fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いぶりん | 作成日時:2016年12月11日 11時