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涼『せんせ。おはよ。』
朝。
静かに保健室に入ってきて、後ろから私を抱きしめる山田くん。
「おはよ。……なんかあった?」
山田くんがこんなに静かなのは久しぶりで。
何かあったんじゃないか。って心配になる。
涼『あった。めっちゃあった。
みてみて。』
「ん?」
ポッケから携帯を取り出して、私に携帯の画面をみせる山田くん。
涼『先生の名前入ってる……。
ちょー幸せ…。』
私の連絡先を指さして。
さっきよりも抱きしめる力が強くなった。
「くすぐったいよっ…。」
涼『幸せなの。許して。』
首元に顔を埋めるから、髪の毛が頬にあたって擽ったい。
…けど、甘ったるい声で幸せ。って言うもんだから。
なんも言えなくなっちゃうよ。
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涼『はいっ。終わり。
ねみーよー。』
気持ちの切り替えが出来たのか、いつも通りの山田くん。
不思議な子…。
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yuna - 続編を希望します! (2017年1月17日 21時) (レス) id: 47a3bc0885 (このIDを非表示/違反報告)
cgrbmtd44(プロフ) - 続編頑張ってください!! 応援してます! (2017年1月16日 21時) (レス) id: 5bd06e9772 (このIDを非表示/違反報告)
219(プロフ) - 続編希望!です! (2017年1月16日 20時) (レス) id: 972a2fe011 (このIDを非表示/違反報告)
メロディー - 続編お願いします!作ってくれたら嬉しいです。 (2017年1月16日 19時) (レス) id: 09aa47a1da (このIDを非表示/違反報告)
. ma(プロフ) - 続編お願いします! (2017年1月16日 18時) (レス) id: bed98a77fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いぶりん | 作成日時:2016年12月11日 11時