保健室の開かずのベット。

#26 ページ26

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雄『先生、相変わらず可愛いね。』







｢あのね〜…。｣









高木くんに、ちょっとお話しよ。って連れてこられたカフェ。









注文したｶﾌｪﾗﾃとｺｰﾋｰが運ばれてきてすぐにそう言った高木くん。






そーいえば、この子もこんな子だった…。









｢先生に向かって可愛い。可愛い。言うものじゃないのよ。｣







雄『だって。可愛いじゃん。』









ｺｰﾋｰｶｯﾌﾟを手に取って飲む姿は、あの時の高木くんからは想像出来ないくらい大人になってて。









｢今、保健室登校してる男の子もそう言うの。

もっとこー…さ。おばさんなんかに構ってないで可愛い子とお話すればいいのに…。｣









雄『あぁー…。山田？』









｢え…。｣









高木くん。

なんで山田くんを知ってるの…。









雄『ほんっとにｱｲﾂは…。

ごめんね。迷惑かけちゃって。』






｢あ。いや。大丈夫なんだけど…。｣









山田くんのことを“ｱｲﾂ”呼ばわり…。



親しい仲なのかな…。









｢山田くんとお友達…？｣






雄『……先生、知らないんだっけ？』









え。知らない。









雄『俺と山田、同じグループのメンバー。』





｢初耳…。｣









同じグループのメンバー…。



へぇー…。









なんか…すごい…。

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