8話 本当は ページ27
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佑亮「昨日、病院でたくちゃんに会ったんだ」
翌日、スタッフルームで拓弥さんに会ったことを報告すると、全員の視線が一気に佑亮に集まった。
薫「…拓弥、元気だった?」
佑亮「うーん…」
佑亮も、私もその質問には答えづらかった。
A「…拓弥さん、さくらさんの病室入れないんだって」
海「……そっか」
A「あの……
拓弥さんってさ…さくらさんのこと、好きだったの?」
みんながさくらさんを好きだってことは知ってるけど、
その好きじゃなくて、
恋愛的な好きなのかどうか。
祐基「うーん…好きっていうか…」
海「あれは、”付き合ってた”に等しいよな?」
稜雅「だなー」
A「え、そうなの?」
晃一「……」
太陽「うん。両想いやったからね。
お互いそれに気づいてたと思うし」
A「そうなんだ…」
好きな人なら、なおさら辛い。
拓弥さんがさくらさんの顔を見られないのも分かる気がした。
A「…あ、そういえば拓弥さんね、晃一さんの留守電聞いてたっぽいよ」
晃一「…ほんまに?」
A「うん、私のこと知ってたみたいだし(笑)」
太陽「晃一…連絡してくれたんやね」
晃一「……ん」
ぶっきらぼうだけど、実は仲間思い。
そうじゃなきゃ、拓弥さんに連絡とろうなんて思わない。
一樹「…草川、また戻りたいと思ってるんじゃないのか?」
事務室から出てきた一樹さんが言った。
一樹「本当に戻る気がないなら、さくらの病院には行かないだろ。
福田と話すこともなかったと思うよ」
一樹さんの言う通り、少し希望はあるかもしれない。
本当に戻る気がないなら、引っ越しててもおかしくないし。
拓弥さんに、少しでもすずらんに気持ちがあるのなら…
何かきっかけがほしい。
また、会えないかな…
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はるか(プロフ) - Aya//3さん» 思い出していただけて嬉しいです(;o;) とんでもない亀更新ですがどうぞよろしくお願いします! (2017年7月30日 20時) (レス) id: cd8a1ba0e9 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 繭さん» コメントありがとうございます!わぁ覚えてくださってるんですね( ;∀;) もう少し先なので、更新頑張っちゃいます!(笑) (2017年7月30日 20時) (レス) id: cd8a1ba0e9 (このIDを非表示/違反報告)
Aya//3(プロフ) - まっちゃさん» ありがとうございます* 設定とか全部思い出せました(笑)続きが毎回楽しみです!! (2017年7月27日 23時) (レス) id: bcc21e66fd (このIDを非表示/違反報告)
繭(プロフ) - 大好きな稜雅君のターンが早く来ないかと毎回ワクワクしてます(^o^) (2017年7月26日 19時) (レス) id: a47fa469bb (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ(プロフ) - Aya//3さん» もちろんですよ( ;∀;)そうなんですか!!読ませて頂きます(^-^)! (2017年7月20日 21時) (レス) id: 660af00ab9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まっちゃ | 作成日時:2017年7月8日 23時