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晃一「太陽ほんまへったくそやなぁ!お前ちゃんと教えたんか!!」
A「教えたよ!!何ですぐ人を責めるかなぁ!!」
太陽「そんな怒らんといてよぉ!」
ある日の午後。カフェスペースで晃一さんが太陽くんに怒鳴っていた。
ついでに私にも。
晃一「お前の教え方が悪かったんちゃうんか!」
A「はぁー!?人のせいにするなら最初から頼まないでよ!」
晃一「お前ほんまにふてぶてしいなぁ!」
海「おいちゃん、落ち着け(笑)」
吠える晃一さんを海が止めに入る。
一樹「…こんなにうるさいの、久しぶりだなぁ(笑)」
キッチンの奥にいた一樹さんがぼそっとつぶやいた。
晃一「変な女のせいですけどね」
A「……私のこと言ってんの?」
晃一「お前しかおらへんやろ」
海「…ふふっ(笑)」
A「……(睨)」
『すみませーん』
A「…はーい」
お客さんの注文をとるために、私はキッチンから離れた。
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―――
太陽「…晃一、何かいいことあったん?」
休憩のためスタッフルームに行くと、まかないのサンドイッチを頬張っている晃一に声をかけた。
晃一「…別に」
太陽「だって、今日楽しそうやもん。Aさんのおかげかなー?」
晃一「………この前、あいつに病院で会ったんや」
太陽「……もしかして、さくらの?」
晃一「…うん」
お見舞い、行ってくれてるんや…
太陽「……Aさん、すずらんのこと真剣に考えてくれてんねんで」
晃一「……」
太陽「晃一、拓弥と連絡取れたりせえへんの?
…晃一が言ったら、拓弥戻ってくれそうな気すんねんけど」
晃一「……そんな簡単じゃないやろ」
太陽「………」
晃一「…あいつが、どれだけ重い責任を感じてるか。
お前もわかってるはずやろ」
太陽「………なぁ、晃一。
まだ、さくらのこと…」
晃一は、まださくらを想い続けてるんやろうか。
ずっと聞きたくて聞けなかったことを、思い切ってぶつけてみた。
晃一「……なわけないやん」
それだけ言って、晃一はスタッフルームを出ていった。
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はるか(プロフ) - Aya//3さん» 思い出していただけて嬉しいです(;o;) とんでもない亀更新ですがどうぞよろしくお願いします! (2017年7月30日 20時) (レス) id: cd8a1ba0e9 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 繭さん» コメントありがとうございます!わぁ覚えてくださってるんですね( ;∀;) もう少し先なので、更新頑張っちゃいます!(笑) (2017年7月30日 20時) (レス) id: cd8a1ba0e9 (このIDを非表示/違反報告)
Aya//3(プロフ) - まっちゃさん» ありがとうございます* 設定とか全部思い出せました(笑)続きが毎回楽しみです!! (2017年7月27日 23時) (レス) id: bcc21e66fd (このIDを非表示/違反報告)
繭(プロフ) - 大好きな稜雅君のターンが早く来ないかと毎回ワクワクしてます(^o^) (2017年7月26日 19時) (レス) id: a47fa469bb (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ(プロフ) - Aya//3さん» もちろんですよ( ;∀;)そうなんですか!!読ませて頂きます(^-^)! (2017年7月20日 21時) (レス) id: 660af00ab9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まっちゃ | 作成日時:2017年7月8日 23時