Message Part2

７話　すずらんへの想い ページ14

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翌日から、私はできるだけ毎日病院に通い始めた。


　

オープンの日は、仕事が終わってから、


　
クローズの日は、出勤前に。


　


A「さくらさん、おはようございます！」


　


植物状態の人には、なるべく話しかけた方がいいと聞いたことがある。


　

私は、すずらんであった出来事をさくらさんに話した。


　


A「昨日、太陽くんが戻ってきたのを聞いた女の子が、

お店に来て泣いちゃったんですよ(笑)

ほんと太陽くんモテモテ(笑)」


　


こんな他愛のないことだけど、少しでもさくらさんにすずらんの今の様子を伝えたくて。


　
早く回復してほしくて。


　
私は時間ぎりぎりまで話した。


　


問題は、晃一さんと拓弥さん。


　


クローズシフトで休憩後、どうしたらいいのかな…なんて考えながら、

お皿を拭いていると視線を感じた。


　


A「……何？」


　


海「別に？ Aって彼氏いるのかなーと思って」


　


A「……どうかなー」


　


いないけど、バカにされそうだったので濁してみる。


　


海「ふーん、いないんだー(笑)」


　

A「…っ！い、”今は”だよ！”今は”！！」


　


案の定笑われた。


…この人たまに人を見透かしすぎてる時があるから怖い。


　


海「あ、じゃあさ…彼氏いたことある？」


　

A「……バカにしてんの？」


　


祐基「さすがに今のはひどいね(笑)」


　


隣で聞いていた祐基までなんか笑ってるし…(怒)


　


A「…そりゃあ、人並みに恋愛はしてるよ！」


　


……ただ、もう思い出したくないような相手だけど。


　


海「へぇー。どんな人だったの？」


　


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