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「だって僕には絶対出来ないもん!(笑)

…この辺に住んでるの?」


 


A「うん、あの高台の家」


 


私はここから見える自分の家を指さした。


 


「え、あそこ?僕、ここ毎日通ってるよ」


 


A「うん…知ってる(笑)」


 


「え!?


…あぁ、“見てました”ってあそこから?」


 


彼は話しながら、私の家の方を見る。


 

改めて聞かれると、すごく恥ずかしくなった。


 


A「…そう(笑)」


 


「そっか……なんか恥ずかしいなー(笑)」


 


照れた横顔。


 

どんどん、彼の魅力に引き込まれていく。


 


ピピピッ


 

すると、私の腕時計が


日の出の時間を知らせるアラームを鳴らした。


 


それに気づき、私はアラームを止める。


 


A「じゃあ…私もうそろそろ帰るね」


 


「あ…そっか」


 


A「うん…じゃあね」


 


「うん…」


 


名残惜しかったけど、


私はギターケースを持って、歩き出した。


 


「ねぇ!」


 


後ろから、彼の声がする。


 

私は立ち止まり、彼を振り返った。


 


「今度行けたら行こうかな。路上ライブ!」


 


A「行けたら行くとか言う人に限って来ないんだよ?」


 


私の言葉に、彼は柔らかく笑った。


 


「じゃあ休み入ったら絶対行く!」


 


夢じゃないかと疑うくらい


その彼の言葉が嬉しくて。


 

私は離れていても分かるように

大きくうなずいた。


 


そんな私に、彼は大きく手を振ってくれた。


 


太陽みたいにキラキラした笑顔で。


 

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まっちゃ(プロフ) - あやさん» コメントありがとうございます!そして作品を読んでいただき、嬉しすぎるお言葉まで( ; ; )ありがとうございます!頑張ります! (2017年8月30日 23時) (レス) id: 660af00ab9 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 今更だけど読ませていただきました!とても素敵な話で鳥肌が立ちました笑おうえんしてます (2017年8月30日 23時) (レス) id: 28408c4a36 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まっちゃ | 作成日時:2016年6月13日 23時

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