最終話 旅立ち ページ31
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ライブ本番当日。
本番前にストレッチをしていると、
海が近づいてきた。
海「お疲れ。聞きたいことあってさ」
佑亮「うん…何？」
海「…彼女、呼べたの？」
ライブのパフォーマンスのことかと思ったら、
聞かれたのは彼女のことだった。
佑亮「…うん」
海「…そっか。頑張ろうな」
佑亮「……あの、そのことなんだけど」
微笑んで去っていこうとした海を呼び止めた。
海「ん？」
佑亮「ちょっと相談したいことあって…」
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会場は、色とりどりのTシャツやグッズを持った女の子達で
いっぱいだった。
招待された席に座ると、
目の前には大きなステージが広がっていた。
すごい…
佑亮くん…こんなに大きな場所で、
こんなにたくさんの人の前で踊るんだ……
私がただただ圧倒されていると、
近くからお客さんの会話が耳に入った。
『このユースケかっこいい！』
その女性が持っていたのは、佑亮くんの写真だった。
こんなにも誰かを魅了できるなんて…
なんだか今まで知っていた佑亮くんとは
全く別の人に思えるほどだった。
自分のことのように嬉しくなって、
私はライブが始まるのを心待ちにしていた。
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―――
開演時間が間近に迫ったころ、
メンバー全員が集まり、円陣を組もうというところだった。
海「佑亮」
衣装に着替えた海もメンバーの元へ集合した。
海「さっきのこと、照明さんとか音響さんとか、関係する人には一応伝えといたから」
佑亮「…海、ありがとう」
海「全然」
号車順に縁を作り、拳を出して
メンバー隣同士で親指を繋ぎ合う。
稜雅の掛け声で気合い入れをし、
祐基はいつものようにメンバーの背中をたたく。
祐基は、いつもより力が入っているような気がした。
よし、気合入った。
いざ、ステージへ。
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まっちゃ(プロフ) - あやさん» コメントありがとうございます！そして作品を読んでいただき、嬉しすぎるお言葉まで（ ; ; ）ありがとうございます！頑張ります！ (2017年8月30日 23時) (
レス) id: 660af00ab9 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 今更だけど読ませていただきました！とても素敵な話で鳥肌が立ちました笑おうえんしてます (2017年8月30日 23時) (レス) id: 28408c4a36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まっちゃ | 作成日時：2016年6月13日 23時
