No.95 ページ15
廊下に出て先に歩いていったいおりんの後ろを、
少し空けてゆっくりと歩く。
何を言われるんだろう.....
彼との距離を開くように
どんどんゆっくりになる私の足の動き。
ふと前を歩いているはずの
足音が聞こえなくなったことに気づいた。
私も立ち止まり、
俯いていた顔を上げると
こっちをじっと見つめてるいおりん。
「.....。」
そんなにじっと見つめられると
私の顔に穴が開きそうです。
これ以上この状況のままでいると
私は、顔が真っ赤になって恥ずか死にます。
『.....ナンデショウ』
耐えきれなくて咄嗟に出た言葉は片言。
「さっきの事なのですが。」
へ?
『....... ? さっき.....とは?』
なんの事だかさっぱりわからない。
「警備の方と話されていたことです。」
『警備のおじさん.....?』
私は警備のおじさんと話をして
いおりんの表情が冷たくなるような
変なことをしただろうか?
「はい。
あの言葉の返し方だと、
さも貴女に彼氏、あるいは好きな人がいる
ということになるのですが。」
『.....?』
それと冷たくされることにどんな関係が.....?
続く (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←No.94
195人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ねこ - 続き早く見たいです (2018年7月29日 15時) (レス) id: 7e96284a10 (このIDを非表示/違反報告)
れたす(プロフ) - まいさん» まいさん!ありがとうございます(^^)ゆっくり更新ですが、よろしくお願いいたします(^^) (2018年2月3日 9時) (レス) id: 431ffc3cd1 (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - 続き待ってます! (2018年1月28日 19時) (レス) id: d086f0d69f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:れたす | 作成日時:2017年12月26日 8時