闇に呑み込まれて、溺れて【音駒】 (ページ7)

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黒「ゴメンな〜銃突きつけちゃって」

『えっと、いえ』

ガチャガチャと拘束具を取ってくれる
あと腕につけてあった点滴も

点滴打ってたってことは
結構寝てたんだよね、
どれだけ眠ってたの私、

黒「じゃあ早速だけど他のメンバーに会ってもらわないとな」

他のメンバー、
メンバーって事は勿論、
女みたいな茶髪の人もプリン髪の人もいるんだよね
ちょっとだけ、苦手かも知れない

黒「よし、全部取れたから、行くぞ」

『はい、』

ベットから降りて立とうとすると
クラっと目眩がした

前に倒れそうになる

黒「危ねぇッ！」

倒れそうになった所を黒尾さんに助けてもらった

黒「大丈夫か、？」

『はい、すみません』

黒「気をつけろよ、じゃあ行くぞ」

気をつけろよって拘束されてたのに
ふらつかないわけ無いじゃんか

口に出したら怖いので黙って付いていく

黒尾さんが扉を押すと
ギギギーと言う音をたてて開いた

外はとても明るくて
目が慣れるのに少し時間がかかってしまう程だった

部屋の外に出ると
豪華な壁、高そうなカーペット

『豪邸？？』

思わず声が出てしまう

黒「豪邸って、
　まあそうかもだけど」

否定しないんだ

外はあんなに暗くて不穏な空気が漂ってたのに
ここはとてもキラキラしいて豪華だった

うきうきと心が弾む