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次に目を開けると
そこは一面知らない世界で

コンクリート壁に囲まれた部屋だった
多分地下、
所々に高級そうな家具がある

腕には針と管がついていて
管を辿っていくと点滴に繋がっていた
手首は、後ろで拘束されている

横たわっていた体を起こし
あたりをもう一度見渡す
ここはベットの上で上にはレースがついている

お姫様のベットのようだと思った

正面を向くと鉄の扉があって見るからに重そう

こんな状況になっても意外と冷静な私
それにちょっとびっくりしてる

試しにガチャガチャと手についている、
拘束具を動かしてみるも全く外れる気配がない
そもそも女性が簡単に壊せる訳が無いんだけどね、

すると、重そうな鉄の扉が
ギギギーと重厚な音を立てて開く

一人の男が入ってきた



「おー!お目覚めかあー、
 あんまし暴れないんだな」


『まあ、それよりここから出して、』



ぐっと睨むと相手はヘラっとして笑う

何なの、目的は何?、



「それは無理なお願い!」


『勝手に連れてきてどういうつもり、』


「どーゆうつもりだろ?」



にまっとした笑顔
なんとも胡散臭い



黒「俺は黒尾鉄朗、
  お嬢さんのお名前は?」


『教える必要がない、』


黒「教えろ、」



急にドスのきいた声で命令してくる黒尾さん
その声に一瞬身震いしてしまう



『つ、紬、A』


黒「ん、ごめんねー、
  Aちゃんよろしくー」



さっきとは打って変わって優しい声

ていうか、よろしくって何、?
私が眉を潜めていると
黒尾さんが口を開く



黒「よろしくってどういう意味かと思ったでしょー?」



完全に当たっていた言葉に
びっくりしてしまった



黒「君にはこれからマフィアになってもらいます!」


『え、?マ、マフィア??』


黒「そー!マフィア、
  俺達の仲間になってもらうから」


『なんで、マフィアなんかにならないといけないの』


黒「俺達の猫に触ったからだよ
  ほらお前、触ってただろ?あの黒猫
  後、俺達の敷地内に踏み込んだからって言うのもあるけど、」



あれ黒尾さん達の敷地だったの、
マジかー
どこでもうろちょろする自分を恨みたくなる
とにかく自分せいでこんなことになってしまった
その事には変わらない



黒「俺達は音駒マフィア、
  で、あの猫は、『ちょっと待って、
  猫とこれには関係なく無い?
  それに敷地に入ったのは悪かったと思ってるけど
  やり過g』



口を人差し指で塞がれる

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作者名:下倉くらげ | 作成日時:2021年7月17日 19時

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