闇に呑み込まれて、溺れて【音駒】 (ページ22)

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食事が終ると夜久さんがこちらに来た

夜「ごめんな！勝手にどっか行っちゃって」

『いえ！！気にしなくていいです、』

夜「じゃあ、訓練再開するぞ！
　次は手合わせをするからな！」

そう言って歩き出した
地下三階の訓練場につくと
手合わせが始まった

始まる前までは
まあそれなりにって感じで
闘えるだろくらいには思ってたけど

そうでもなかった、
と言うか舐めてた

言われた事を行動に移すことは得意だ

だけど今やっているのと
私の得意は別に考えた方がいいと思った

これは経験の違いだと思う
経験があるとないとで変わる

現状頭で考えている事と体が追いついていない状況だ

夜「普通に上手いぞ！
　経験次第でバケモンになる」

『えっと、ありがとうございます』

足がもう限界だったので
ぺたりと床に座る
夜久さんも私の隣に座った

夜「リエーフより体の扱い方が上手え、！
　空手とか柔道とかなんか習ってたのか？」

『、何も習ってませんよ』

夜「まじかあー！
　場数踏んだらバケモンになるな、」

『、？』

夜「気にすんな、
　そう言えば今何時だー？、
　ここ時計ねぇし外の光も入らんから
　分かんないんだよなぁ、」

夜久さんは胸ポケットから
懐中時計を取り出す

精密な物を
そんな所に入れてるのに傷一つついてない、
凄いなあ、

夜「結構夢中になってたなあ！
　もう七時だぞ、！！」

ケラケラと笑った

いつの間にかそんなに時間が
経っていたようだ

夜「今日の訓練は終わりだ！
　ご飯食いに行こうぜー！」

『はい！』

私達は訓練場を後にし、
食堂へと向かった