闇に呑み込まれて、溺れて 【音駒】

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部屋の前に着く、
鍵を取り出そうとするポケットをあさると
部屋の中に置いときっぱなしになっている事に気づいた



『あれ、？あ、！鍵ッ！！』


夜「鍵がどうした？」


『部屋に置いてっきっぱなしでした、』


夜「アッハハ、おっちょこちょいだなあ
　 ほらよ、」



夜久さんに開けてもらう

本当に申し訳ない、
もとはと言えば黒尾さんが悪い
あんなに押すから鍵置きっぱなしにしちゃったじゃないですか、

とそんな事は黙っておく



夜「はい、荷物」



そう言って渡されたのはさっきの紙袋



『何ですか？これ、』


夜「Aの明日からの服！
　 赤いのが基本的に音駒の制服で
　 よそに行く時は黒い服を着る」



夜久さんが持っててくれたんだ
優しい、



夜「明日戦闘訓練があるから俺が迎えに行くよ、
　 今度はちゃんと来るからな！じゃあおやすみ！」


『おやすみなさい』



そう言うと、ガチャっとドアを閉める
袋の中を見ると小分けに包装されていた
一番上にあった赤いのを手に取る
ワンピースっぽい赤色のパーカー
下の部分は古着の継ぎ接ぎみたいでオシャレだ
袖には音駒とローマ字表記でかかれていてカッコイイ

よそ行きの服の方は
黒いジャケットに灰色のベスト
黒いズボンが入っていてマフィアって感じ
伸縮性抜群だった
あとは赤色のネクタイが入っている

あとは一番下に入っている物を取り出す
するとそれは下着だった

えっ？？逮捕案件的なやつなの？？
と疑問が浮かんだけど置いておく

それよりも音駒の誰が下着を買いに行った事が面白いと思った

全ての物を出すと下の方に手紙が入っている
手紙を開けてみると丁寧な字でこう書かれていた



《音駒の制服はどういうふうに着てもいいよ
　クローゼットの中に服とかネグリジェとか置いてるから
　自由に着てね、 研磨、奏より》



VIPの対応だね、まさに、

寝室にあったクローゼットを見ると
確かに色々な服や小物が用意されている

しかもどれもブランド物
あの有名なOWL_ラベンの服やダークShoesの靴まで取り揃えている

他にもWoodsコレクション、WaterセレクションとかN-catなど
有名なブランド品ばっかりだ

そんな物を私が身に着けてていいのかな？

そんな事を思ったけど
今着れるのがこれらしかないので
高そうなネグリジェを持ってお風呂場に行く

ジャグジー付きのお風呂を堪能して出る
ベットにゴロンと寝転がると
昼間、あんなに寝たのにすんなりと寝てしまった

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